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「あんな選手は見たことない」“キング”レブロンが来年のドラ1候補の超逸材を絶賛!「一世一代の才能の持ち主」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.07

レブロンも称賛する18歳ウェンバンヤマは、Gリーグチームとのプレシーズン2試合で平均36.5点、7.5リバウンド、4.5ブロックと圧巻の数字を残した。(C)Getty Images

 2022-23レギュラーシーズン開幕に向けて、現在NBAでは各チームがプレシーズンゲームを重ねてチームを作り上げている段階だが、ラスベガスでは異様な盛り上がりを見せている。

 現地時間10月4日と6日にネバダ州ヘンダーソンにあるドラー・ローン・センターでは、フランスのメトロポリタンズ92とGリーグ・イグナイトによるエキシビジョンゲームが開催され、クリス・ポールやデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)らが会場で観戦。

 イグナイトにはポイントガードで即戦力と呼び声の高いスクート・ヘンダーソンという注目株が所属しているが、この2試合で最もスポットライトを浴びたのはメトロポリタンズ92に所属するヴィクター・ウェンバンヤマだった。

 224cmの高さを誇る細身のビッグマンは、その高さを駆使したブロックショットと抜群のシュート力を兼備。さらにペリメーターでガードのようなプレーが可能で、来年のドラフト1位指名の最有力候補となっている。
 
 第1戦では11投中7本の3ポイント成功を含む計37得点に4リバウンド、5ブロック、続く第2戦でも36得点に11リバウンド、4アシスト、4ブロックの大暴れを見せて第2戦では勝利を手にした。

 5日にサンズとのプレシーズンゲームを終えたロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは「誰もがこうしてユニコーン(稀有な才能を持つ選手)について呼びたがる。でも彼の場合はもっと異質のような存在だ。あんな背が高いのに流れるように、優雅にフロアでプレーする選手は、皆も見たことがないはずだ」と口にし、さらにこう評していた。

「彼はフロアでボールを扱えるし、ポストから出てステップバックジャンパーやステップバックスリー、キャッチ&シュート、ブロックショットができる能力がある。間違いなく一世一代の才能の持ち主だ」

 NBAの"キング"から称賛されたウェンバンヤマ。これにより彼の知名度がさらに向上したことは間違いない。

 来年のドラフトでこのフランス出身の超新星を手にするのはどのチームになるのか。異次元のプレースタイルをNBAのコートで披露する日を楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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