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「心配なのは故障だけ」復活期すデイビスの健康状態をレイカーズ指揮官が憂慮「スキルについては何の懸念もない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.10.10

過去2年は故障続きだったデイビス。コートに立てば圧倒的な存在感を発揮するだけに、ハムHCも「心配なのはケガだけ」と杞憂する。(C)Getty Images

 10月9日(日本時間10日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとゴールデンステイト・ウォリアーズのプレシーズンゲームは、124-121でレイカーズが勝利。ここまでの3試合を全敗、昨季も0勝6敗だったレイカーズにとって、およそ2年ぶりのプレシーズンマッチでの白星となった。

 ただ、それ以上にファンを安心させたのが、過去2戦を欠場していたアンソニー・デイビスがコートに復帰し、21分の出場で28得点と元気な姿を見せたことだ。昨季は42試合、一昨季も36試合欠場と、近年のデイビスは幾度となく故障で戦線離脱していただけに、ラインナップに名前がないだけで不安になっても致し方ないだろう。

 レイカーズを指揮するダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)も、試合後の会見で「彼について心配なのは健康状態だけ」と話し、デイビスがシーズンを通じて健康体でいてくれることを切に願っていた。
 
「AD(デイビスの愛称)の場合、身体を管理することが問題だ。ここ数年、彼は様々なケガをしてきた。そのなかには、彼のコントロールが及ばない、仕方ないケガもある。試合前の会見でも話したが、それはゲームの一部だ。

 私がADに対して最も重視するのは、彼が夏の間を健康に過ごし、身体をより強くして、82試合のレギュラーシーズンとその後(プレーオフ)に向けて最高の状態で臨めるようにすること。バスケットボールのスキルについてはまったく心配していない。個人や集団でのワークアウトなど、我々スタッフが考案した方法で準備すれば、彼は大丈夫だとわかっていたよ」

 昨季のレイカーズが期待外れに終わった理由は様々にあるが、デイビスが度重なる故障でわずか40試合しか出場できなかったことも非常に大きい。コートに立てば平均20点、10リバウンドは間違いなく計算でき、攻守で相手を圧倒できるだけの実力を持っているだけに、デイビスの健康状態がチーム浮沈のカギを握っていると言っても過言ではないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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