10月18日、NBAは全30チームの開幕ロスターを発表。ブルックリン・ネッツの渡邊雄太は見事ロスターに名を連ね、日本人最長となるNBA５年目のシーズンを迎えることになった。

　過去２シーズンはトロント・ラプターズに所属し88試合（先発８試合）に出場した渡邊は、今夏に完全FA（フリーエージェント）となり、８月末にネッツと無保証のキャンプ契約を締結。

　10月上旬にスタートしたプレシーズンでは初戦で10得点、４リバウンドをマークするなど全４試合に出場し、平均5.8点、3.0リバウンド、フィールドゴール成功率46.7％（７／15）、３ポイント成功率50％（５／10）をマーク。得意のディフェンスでも好プレーを見せ、ロスター枠を勝ち取った。

　本日、渡邊は自身のSNSを更新。報告とともに、今後の意気込みを語った。

「ブルックリンネッツの開幕ロスターに無事残りました。でも本当の闘いはこれから始まるので、常に上を目指して引き続き崖っぷち精神で頑張ります！！今シーズンネッツの応援をよろしくお願いします！！」
  　NBAで３チーム目となるネッツにはケビン・デュラント、カイリー・アービング、ベン・シモンズらオールスター選手が所属し、彼らの周囲にもジョー・ハリス、セス・カリー、ニック・クラクストン、パティ・ミルズら豪華なメンバーが揃う。

　渡邊が務めるフォワードのポジションにはデュラント以外にも、今夏にユタ・ジャズからトレードで獲得したベテランのロイス・オニール、インディアナ・ペイサーズからFAで加入したTJ・ウォーレン、昨季48試合で平均5.9点、3.6リバウンドをあげた２年目のケスラー・エドワーズなどがおり、プレータイムを確保するのは容易ではない。

　しかしラプターズ時代も、与えられたチャンスを確実に生かして自身の居場所を確保してきた。10月13日に28歳を迎えた背番号18は、新天地でも献身的なプレーでチームメイトやコーチの信頼を勝ち取れるか。

構成●ダンクシュート編集部