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「チームの癌になりつつある」識者がウエストブルックの振る舞いを糾弾「移籍先が見つかるまで、家にいさせた方がいい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.10.26

ここまでウエストブルックは平均10.3点、4.3アシスト、FG成功率28.9%、3ポイント成功率8.3%と低調なパフォーマンスが続いている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、プレーオフ進出を逃した昨季の名誉挽回を期したシーズンで開幕3連敗と苦しいスタートを切った。

 そのなかで、槍玉に挙げられている1人が所属2年目を迎えたラッセル・ウエストブルックだ。元NBA選手でアナリストのケンドリック・パーキンスは、その振る舞いを厳しく糾弾している。

 レイカーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスに加え、プレーヤーオプションだったウエストブルックが権利を行使して残留しビッグ3体制で新シーズンを迎えたが、開幕戦で昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズに109-123で敗れると、続くロサンゼルス・クリッパーズとの"LA対決"も97-103で黒星。現地時間10月24日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦も104-106で競り負け、3連敗スタートとなった。

 レブロンは平均27.3点、11.0リバウンド、7.3アシスト、デイビスも平均24.7点、8.0リバウンド、2.67スティール、2.33ブロックと及第点の成績を残しているのに対し、ウエストブルックは平均10.3点、4.3アシスト、FG成功率28.9%、3ポイント成功率8.3%と低迷。

 クリッパーズ戦はシュート11本すべてを外してわずか2得点、ブレイザーズ戦でもシュート成功は15本中4本のみで、セレクションの良くないプルアップジャンパーが敗因だと指摘された。
 
 2008年にボストン・セルティックスでリーグ優勝を経験し、現在は辛口アナリストとして人気を博すパーキンスは『ESPN』の番組「First Take」で、「ラスはひどいシュートを打っている。ボールはレブロン・ジェームズかアンソニー・デイビスに渡すべきだ」と指摘した。

「ラスの振る舞いは、チームにとって癌になりつつある。ダービン・ハム(新ヘッドコーチ)がそのようなことを言っているのを聞いた。ラスがベンチに座っている時に、ふて腐れて不満を漏らしていたんだ。移籍先が見つかるまで、彼を家にいさせた方がいい。彼の態度はみんなの足かせになるからロッカールームには置いておきたくない。

 コーチングスタッフ、そしてチームメイトに重くのしかかる。ラス(の性格やキャラクター)は変わらない。このリーグでラスにチャンスを与えたいGMはいない。彼のおかげで優勝争いをすることはないだろうからね。来年にはリーグから居場所がなくなるだろう」

 シーズン平均トリプルダブルを計4回、通算回数でもオスカー・ロバートソンやマジック・ジョンソンというレジェンドを抑えて歴代トップ(194回)に立つウエストブルックだが、レイカーズに移籍以降は株が暴落の一途を辿っている。

 来月には34歳となる稀代の万能PGのキャリアはこのまま終わってしまうのか。

構成●ダンクシュート編集部
 
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