NBAを代表するレジェンドであるアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)とマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)が、現役時代に犬猿の仲だったのは有名な話だ。引退後も両者の溝は埋まらず、すでに40年近く冷戦状態は続いている。
発端は1985年のオールスターゲームで、トーマスが当時ルーキーだったジョーダンにパスをしないように首謀したとされる事件。その後、1992年のバルセロナ五輪では、ジョーダンがトーマスの“ドリームチーム”メンバー入りを拒んだとも言われている。
2020年4~5月に公開された1997-98シーズンのブルズを追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』では、ジョーダンがトーマスについて「彼がなんと言おうと、“嫌なヤツ”という事実は変えられない」と真っ向から否定し、確執が解消されていないことが浮き彫りに。その後、トーマスが「当時、彼は私のライバルでも何でもなかった」と主張し、再び舌戦が繰り広げられた。
ともに殿堂入りを果たしている2人だが、実績だけで言えば、トーマスがリーグ優勝2回、ファイナルMVP1回、アシスト王1回、オールスター出場12回。これに対し、ジョーダンは2度の3連覇を含む優勝6回、シーズンMVP5回、得点王10回、スティール王3回、最優秀守備選手賞1回、オールスター出場14回など、挙げ出したらキリがないほどの差がある。
そんな両雄について米放送局『FOX Sports』でパーソナリティを務めるニック・ライト氏は、同局の番組『First Things First』で、トーマスとジョーダンの確執について持論を展開している。
「アイザイアはジョーダンの全盛期、“ジョーダンの時代”にプレーした唯一の男だ。(ラリー)バードはプレーオフで常にジョーダンを打ち負かしていた(1985-86、86-87シーズンの1回戦で対戦し、バード率いるセルティックスの6戦6勝)けど、誰もそれをフェアな戦いだとは考えていない。その頃のブルズはまだ(スコッティ)ピッペンもいなかったし、再建中でチームとして良くなかったのに対して、バードのチームは圧倒的だったからだ」
発端は1985年のオールスターゲームで、トーマスが当時ルーキーだったジョーダンにパスをしないように首謀したとされる事件。その後、1992年のバルセロナ五輪では、ジョーダンがトーマスの“ドリームチーム”メンバー入りを拒んだとも言われている。
2020年4~5月に公開された1997-98シーズンのブルズを追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』では、ジョーダンがトーマスについて「彼がなんと言おうと、“嫌なヤツ”という事実は変えられない」と真っ向から否定し、確執が解消されていないことが浮き彫りに。その後、トーマスが「当時、彼は私のライバルでも何でもなかった」と主張し、再び舌戦が繰り広げられた。
ともに殿堂入りを果たしている2人だが、実績だけで言えば、トーマスがリーグ優勝2回、ファイナルMVP1回、アシスト王1回、オールスター出場12回。これに対し、ジョーダンは2度の3連覇を含む優勝6回、シーズンMVP5回、得点王10回、スティール王3回、最優秀守備選手賞1回、オールスター出場14回など、挙げ出したらキリがないほどの差がある。
そんな両雄について米放送局『FOX Sports』でパーソナリティを務めるニック・ライト氏は、同局の番組『First Things First』で、トーマスとジョーダンの確執について持論を展開している。
「アイザイアはジョーダンの全盛期、“ジョーダンの時代”にプレーした唯一の男だ。(ラリー)バードはプレーオフで常にジョーダンを打ち負かしていた(1985-86、86-87シーズンの1回戦で対戦し、バード率いるセルティックスの6戦6勝)けど、誰もそれをフェアな戦いだとは考えていない。その頃のブルズはまだ(スコッティ)ピッペンもいなかったし、再建中でチームとして良くなかったのに対して、バードのチームは圧倒的だったからだ」
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