フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードは現地時間11月13日のユタ・ジャズ戦で今季リーグ最多の59得点を叩き出し、105-98でチームを勝利に導いた。
この日のエンビードはフィールドゴール28本中19本、フリースローも24本中20本を成功。1試合59得点はシクサーズの選手でウィルト・チェンバレン(68得点/65得点、62得点)、アレン・アイバーソン(60得点)に次ぐフランチャイズ5位の数字だった。
ただ、この試合でエンビードへのファウルコールについて疑問符が付く場面があった。特に第4クォーターにチーム全体の27得点のうち1人で26得点を稼ぎ出した男に対し、なんと15本ものフリースローが与えられ、そのうち12本を決めていた。
ジャズのジャレット・ヴァンダービルトは「誰であろうと、あんなにゾーンに入っていたら、止めるのはタフなこと」と悔しさを見せつつ、こうも漏らしていた。
「彼(エンビード)は好都合なコールをたくさんもらっていた。フリースローをたくさん打つことで、リズムに乗らせるのを助けていたんだ。ボールがリングをくぐり抜けるのを数多く見ていた。あれだけ入ってしまうと、相手が誰であろうとタフになるよ。ある時はリングが海のように見えていただろうね」
エンビードをガードすることは、NBAのどのチームをも悩ませている問題だ。実際、直近5シーズンのうち、4シーズンで平均2桁のフリースロー試投数を残していることに加え、それを8割以上の高確率で沈めてしまうからなおさらだ。
エンビードは今季リーグ2位の平均32.3点に加え、平均11.8本のフリースロー試投数を誇っている。リーグで平均2桁のフリースローを獲得しているのはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/同12.9本)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/同11.6本)とエンビードの3人だけ。
アデトクンボが64.3%、ドンチッチは74.8%なのに対し、エンビードは83.1%と唯一80.0%を超えており、フリースローだけで平均9.8点を稼いでいる。
ホーム開催だったこともあり、ジャズ戦でエンビードに対して過度なファウルコールがあったのかもしれない。ただ、それを高確率で決め切ったエンビードのシュート力は、称賛されてしかるべきだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
この日のエンビードはフィールドゴール28本中19本、フリースローも24本中20本を成功。1試合59得点はシクサーズの選手でウィルト・チェンバレン(68得点/65得点、62得点)、アレン・アイバーソン(60得点)に次ぐフランチャイズ5位の数字だった。
ただ、この試合でエンビードへのファウルコールについて疑問符が付く場面があった。特に第4クォーターにチーム全体の27得点のうち1人で26得点を稼ぎ出した男に対し、なんと15本ものフリースローが与えられ、そのうち12本を決めていた。
ジャズのジャレット・ヴァンダービルトは「誰であろうと、あんなにゾーンに入っていたら、止めるのはタフなこと」と悔しさを見せつつ、こうも漏らしていた。
「彼(エンビード)は好都合なコールをたくさんもらっていた。フリースローをたくさん打つことで、リズムに乗らせるのを助けていたんだ。ボールがリングをくぐり抜けるのを数多く見ていた。あれだけ入ってしまうと、相手が誰であろうとタフになるよ。ある時はリングが海のように見えていただろうね」
エンビードをガードすることは、NBAのどのチームをも悩ませている問題だ。実際、直近5シーズンのうち、4シーズンで平均2桁のフリースロー試投数を残していることに加え、それを8割以上の高確率で沈めてしまうからなおさらだ。
エンビードは今季リーグ2位の平均32.3点に加え、平均11.8本のフリースロー試投数を誇っている。リーグで平均2桁のフリースローを獲得しているのはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/同12.9本)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/同11.6本)とエンビードの3人だけ。
アデトクンボが64.3%、ドンチッチは74.8%なのに対し、エンビードは83.1%と唯一80.0%を超えており、フリースローだけで平均9.8点を稼いでいる。
ホーム開催だったこともあり、ジャズ戦でエンビードに対して過度なファウルコールがあったのかもしれない。ただ、それを高確率で決め切ったエンビードのシュート力は、称賛されてしかるべきだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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