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NBA

「ここ最近のNBAで最悪のファウル」「マジかよ」テイタムの不可解なテクニカルファウルにスター選手が異議<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.11.15

この日テイタムはゲームハイの27得点をあげたが、前半で不可解な形でテクニカルファウルをコールされた。(C)Getty Images

この日テイタムはゲームハイの27得点をあげたが、前半で不可解な形でテクニカルファウルをコールされた。(C)Getty Images

 現地時間11月14日、ボストン・セルティックスはホームのTDガーデンでオクラホマシティ・サンダーを126-122で下した。

 同日にミルウォーキー・バックスがアトランタ・ホークスに106-121で敗れたことで、現在リーグ最長の7連勝をマークしたセルティックスは11勝3敗(勝率78.6%)でリーグトップに躍り出た。

 勝利したセルティックスはジェイソン・テイタムが27得点、10リバウンド、3スティール、3ブロック、ジェイレン・ブラウンが26得点、6リバウンド、6アシスト、2スティール、マーカス・スマートが22得点、5リバウンド、8アシスト、デリック・ホワイトが16得点、5アシスト、4スティール、アル・ホーフォードが12得点、11リバウンド、4アシスト、ペイトン・プリチャードが10得点、2スティールを記録。

 ジョー・マズーラ暫定HC(ヘッドコーチ)の下、今季のセルティックスはディフェンシブ・レーティングこそリーグ21位(112.5)と振るわないが、それを補って余りあるほどのオフェンス力を発揮。オフェンシブ・レーティングはリーグトップの118.8で、直近7試合では123.0と、2位のデンバー・ナゲッツ(118.2)に大差をつけている。

 好調のチームを引っ張るのが24歳のテイタム。キャリア6年目の今季はリーグ3位の平均31.9点に7.4リバウンド、3.9アシスト、1.4ブロックを残しており、自己最高のシーズンを送っている。
 
 もっとも、このサンダー戦では彼に対して不可解なファウルコールがあり、会場が一瞬どよめいた。第2クォーター序盤、テイタムはディフェンシブ・リバウンドを奪いボールを持ち込み、レイアップを放つもミス。

 その直後のディフェンスで、テイタムはアレクセイ・ポクシェフスキーと接触してファウルを吹かれた。ショットミスと自らのファウルが重なったこともあり、天を仰ぎながら手を叩いて自らを鼓舞した。

 ところが、その行為に対してレフェリーはテクニカルファウルを宣告。サンダーへフロースロー1本とポゼッションを与えられた。

 確かに、テイタムがファウルコールの後にレフェリーを見ていた。だがその後は自身のミスが続いたことで、フラストレーションから手を叩いただけだったが、まさかのテクニカルファウルに理解に苦しむリアクションを見せていた。

 するとこのプレーに現役選手たちがSNSで反応。ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが「ジェイソン・テイタムがテクニカルファウルを宣告された。ここ最近のNBAで最悪のテクニカルファウルだな。マジで笑えるんだが」とツイート。

 そしてメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントも、デュラントの投稿に「いや、マジかよ」と引用リツイートで乗っかり、不可解なテクニカルファウルをネタにしていた。

 デュラントとモラントは自他ともに認めるバスケットボールジャンキー。試合やハイライトなど数多くの映像をチェックしてきただけに、この日テイタムが宣告されたテクニカルファウルはよほど違和感があったということなのだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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