現地時間12月２日、昨季プレーオフのイースタン・カンファレンス・ファイナルで最終第７戦まで競り合ったマイアミ・ヒートとボストン・セルティックスが、セルティックスの本拠地TDガーデンで激突した。

　両チームは今季すでに２試合を戦い、セルティックスが２連勝。昨季ファイナリストは今季も１日を終えた時点でイースト首位かつリーグベストの18勝４敗（勝率81.8％）をマークしており、ここまで順調に勝ち星を伸ばしている。

　一方のヒートはイースト11位の同時点で10勝12敗（勝率45.5％）。ここまでディフェンシブ・レーティングでリーグ10位（111.8）と守備面はまずまずながら、オフェンシブ・レーティングがリーグ23位（110.7）と攻撃面で苦しんでいた。

　だが、この日はジミー・バトラーが８試合ぶりに戦列へ復帰。昨季イースト決勝で両チームトップのシリーズ平均25.6点、さらに7.0リバウンド、3.4アシスト、2.0スティールを記録した闘将が、右ヒザの痛みからコートへ帰ってきたのである。
  　試合は第４クォーター残り36.8秒、バトラーのショットが決まってヒートが108－105とリードするも、ジェイソン・テイタムがダンクをお返しし１点差に。するとヒートは２回のタイムアウトを使い、残り5.6秒にバトラーが右ベースラインから左エルボーへ持ち込んでジャンパーをねじ込んで再び３点リード。しかしジェイレン・ブラウンが残り2.3秒にディープスリーを沈め、セルティックスが土壇場で延長へと持ち込む。

　迎えたオーバータイムでは、ヒートがリードしてはセルティックスが追いつく展開が続くなか、残り40.0秒にバム・アデバヨがフリースロー２本を成功、そして残り9.4秒にバトラーがタフショットを放り込み、最終スコア120－116でヒートが制した。

　ここ５試合で４勝１敗と調子を上げているヒートは、アデバヨが28得点、７リバウンド、タイラー・ヒーローが６本の長距離砲を含む26得点に５リバウンド、３スティール、カイル・ラウリーが20得点、４アシスト、ケイレブ・マーティンが10得点を記録。