バスケ界の“キング”レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、12月30日で38歳を迎える。今季も平均25.8点、9.1リバウンド、6.4アシストと主要スタッツは例年と変わらぬ水準を保っている一方で、フィールドゴール成功率46.6%はルーキーイヤー以来の低い数字と、近年は少なからず衰えを指摘されることもある。
そんななか、米放送局『FOXスポーツ』の番組「First Things First」でホストを務める有名パーソナリティーのニック・ライト氏は、レブロンは現役トップ5にはランクインしないとの持論を展開した。
2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームでプレー。リーグ優勝4回、シーズンMVP4回、ファイナルMVP4回、得点王1回、アシスト王1回、オールスター出場18回、さらにはNBA75周年記念チーム選出や、通算得点で歴代1位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(3万8387点)超えを射程圏に捉えるなど、将来の殿堂入りは確実視されている。
もっともレイカーズに移籍してからの4年間は、2019-20シーズンこそリーグ優勝を果たしたが、18-19シーズンと昨季はプレーオフ進出を逃し、今季も10勝14敗でカンファレンス13位と低迷。レブロン自身もケガで欠場する試合が増えている。
米スポーツ専門局『ESPN』が開幕前に発表した「NBAトップ100ランキング」では、昨季の3位から6位へランクダウン。パーソナリティーのライト氏は、今のリーグにはレブロンを上回る選手が最低5人以上はいるとの見解を示している。
「ヤニス(アデトクンボ)は明らかに世界のベストプレーヤーだ。ルカ(ドンチッチ)はそれに次ぐ選手だと信じている。3番手にステフ(カリー)、KD(ケビン・デュラント)、(ジェイソン)テイタムという候補がいる」
ライト氏は、アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)とドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を“2トップ”、そこにカリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、デュラント(ブルックリン・ネッツ)、テイタム(ボストン・セルティックス)の3人が続くと分析。そして、レブロンがどこに位置づけされるかについても、持論を展開している。
「その次のグループが(ニコラ)ヨキッチ、ジャ(モラント)、アンソニー・デイビスだ。これだけでも8人いるから、レブロンはその次の9~12番目の扱い。今の彼はNBA20年目、通算アシスト数でマジック(ジョンソン)を超えただけという選手だ。レイカーズで第2の男ということで、アメージングな状態だとは言えるけどね」
ライト氏は『ESPN』のランキングでは20位だったデイビスを高く買っており、「彼はトップ5の選手を1人追い抜こうとしている。直近のプレーはトップ5に値するものだ」と語っている。
38歳となる年齢も踏まえれば、徐々にリーグ内での立ち位置や評価が下がっていくことはごく自然だが、それでも反響を呼ぶのは、レブロンが“キング”たる所以かもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
そんななか、米放送局『FOXスポーツ』の番組「First Things First」でホストを務める有名パーソナリティーのニック・ライト氏は、レブロンは現役トップ5にはランクインしないとの持論を展開した。
2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームでプレー。リーグ優勝4回、シーズンMVP4回、ファイナルMVP4回、得点王1回、アシスト王1回、オールスター出場18回、さらにはNBA75周年記念チーム選出や、通算得点で歴代1位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(3万8387点)超えを射程圏に捉えるなど、将来の殿堂入りは確実視されている。
もっともレイカーズに移籍してからの4年間は、2019-20シーズンこそリーグ優勝を果たしたが、18-19シーズンと昨季はプレーオフ進出を逃し、今季も10勝14敗でカンファレンス13位と低迷。レブロン自身もケガで欠場する試合が増えている。
米スポーツ専門局『ESPN』が開幕前に発表した「NBAトップ100ランキング」では、昨季の3位から6位へランクダウン。パーソナリティーのライト氏は、今のリーグにはレブロンを上回る選手が最低5人以上はいるとの見解を示している。
「ヤニス(アデトクンボ)は明らかに世界のベストプレーヤーだ。ルカ(ドンチッチ)はそれに次ぐ選手だと信じている。3番手にステフ(カリー)、KD(ケビン・デュラント)、(ジェイソン)テイタムという候補がいる」
ライト氏は、アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)とドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を“2トップ”、そこにカリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、デュラント(ブルックリン・ネッツ)、テイタム(ボストン・セルティックス)の3人が続くと分析。そして、レブロンがどこに位置づけされるかについても、持論を展開している。
「その次のグループが(ニコラ)ヨキッチ、ジャ(モラント)、アンソニー・デイビスだ。これだけでも8人いるから、レブロンはその次の9~12番目の扱い。今の彼はNBA20年目、通算アシスト数でマジック(ジョンソン)を超えただけという選手だ。レイカーズで第2の男ということで、アメージングな状態だとは言えるけどね」
ライト氏は『ESPN』のランキングでは20位だったデイビスを高く買っており、「彼はトップ5の選手を1人追い抜こうとしている。直近のプレーはトップ5に値するものだ」と語っている。
38歳となる年齢も踏まえれば、徐々にリーグ内での立ち位置や評価が下がっていくことはごく自然だが、それでも反響を呼ぶのは、レブロンが“キング”たる所以かもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
関連記事
- キャブズの“新エース”ミッチェルが43得点の爆発でレブロンのレイカーズも粉砕!ホーム11勝1敗は優勝した2016年以来<DUNKSHOOT>
- 「ファンはジャージーを燃やし、車もひっくり返っていた」元キャブズ戦士が語る12年前のレブロン退団劇「本当に暴動だ」<DUNKSHOOT>
- 「ジョーダンは最高チームを倒してない」グリーンが“史上最強選手”にレブロンを推挙「MJに彼のパスは絶対できない」<DUNKSHOOT>
- 37歳のレブロンがいまだハイパフォーマンスを維持できる理由とは?「超人的な身体能力はいらない」と秘訣を語る<DUNKSHOOT>
- レイカーズが直近6試合で5勝目!今季最多39得点を奪取したレブロン、“伝説超え”へ再びカウントダウン始動<DUNKSHOOT>