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「ジャージーが掲げられるほどのことはしていない」ミッチェルがジャズ時代を回想「これからもっと良くなっていく」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.12.20

ミッチェルはジャズ時代について「十分なことをしたとは思っていない」と振り返った。(C)Getty Images

ミッチェルはジャズ時代について「十分なことをしたとは思っていない」と振り返った。(C)Getty Images

 今年9月にユタ・ジャズからクリーブランド・キャバリアーズへ移籍したドノバン・ミッチェル。この185cmのガードはここまでリーグ8位の平均29.5点をマークするなど、チームをイースタン・カンファレンス3位(21勝11敗/勝率65.6%)に導く立役者となり、シーズン第9週(12月12日~18日)のイースト最優秀選手に選出されている。

 そんなミッチェルが米メディア『Andscape』に5年間プレーしたジャズ時代を回想。ルーキーイヤーから昨季までジャズの主力を務めた背番号45は、チームの永久欠番には値しないと語っている。

「僕は(ジャズで)十分にやったとは思わない。僕は自分自身を高い基準で見てるんだ。周囲の人たちはそうすべきだと感じるかもしれない。そうなれば僕はハッピーで光栄なことだし、ありがたく思うだろう。

 でも、5年間で僕のジャージーがカール・マローン、ジョン・ストックトン、“ピストル”ピート・マラビッチ、ダレル・グリフィスと並んで掲げられるほど、十分なことをしたとは思っていないんだ」

 ミッチェルは2017年のドラフト1巡目13位でデンバー・ナゲッツに指名され、当日のトレードでジャズの一員に。5年間で372試合に出場し平均23.9点、4.2リバウンド、4.5アシスト、プレーオフでは39試合で平均28.3点、4.9リバウンド、4.7アシストを叩き出し、オールスターにも3度選ばれた。
 
 自身が在籍した5シーズン、ジャズはすべての年でプレーオフに進出。ルディ・ゴベア(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)のコンビで、2020―21シーズンには52勝20敗の好成績を残し、ウエスタン・カンファレンスの第1シードを獲得した。

 ポストシーズンではエイドリアン・ダントリー(平均29.3点)に次ぐ、フランチャイズ2位の得点を叩き出したミッチェル。しかしチームは1回戦負けが3回、カンファレンス準決勝負けが2回と結果を残せず。そういった背景もあり、本人は十分ではなかったと考えているのだろう。

 とはいえミッチェルはまだ26歳。ジャズで悲願達成は叶わなかったものの、「僕のキャリアはまだ長いから、これからもっと良くなっていくよ」と語っているように、まだ多くの時間が残されている。

 キャブズにはガードコンビを結成するダリアス・ガーランド以外にも、ジャレット・アレン、エバン・モーブリー、アイザック・オコロなど若手有望株が揃っている。新天地で優勝のチャンスは十分ありそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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