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「デイビスを放出すべき」米記者がレイカーズに“改革”を仰天提言「彼の価値はそれほど高くない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.12.21

実力は間違いない一方で故障の多いデイビス。チームとしては計算しづらいが、トレードの可能性は……。(C)Getty Images

 今季は支配的なパフォーマンスでロサンゼルス・レイカーズを牽引してきたアンソニー・デイビス。現地時間12月4日のワシントン・ウィザーズ戦で55得点を叩き出したのを筆頭に、ここまで25試合の出場で平均27.4点、12.1リバウンド、2.6アシスト、1.3スティール、2.1ブロック、フィールドゴール成功率59.3%と、攻守にわたりMVP級の大活躍を披露してきた。

 そんなデイビスにとって、最大にして唯一の弱点がケガの多さだ。キャリアを通じて76試合以上に出場したことはなく、とりわけ過去2年は計78試合に欠場。迎えた今季も、12月15日時点で3試合しか欠場していなかったが、"このまま健康を保ってシーズンを完走してほしい"というファンの願いも空しく、同月16日のデンバー・ナゲッツ戦で右足を負傷、長期離脱が決定した。

 "コートに立てば間違いなく活躍するが、そもそもコートに立てない"という悪印象を今季も払拭できず、多くのファンや識者を落胆させたデイビス。そんななか米放送局『CBS Sports』のブラッド・ボドキン記者は、「デイビスが大活躍している間にトレードしておくべきだった」と持論を展開した。
 
「私はチーム関係者ではない。だから、デイビスが素晴らしい活躍を見せている時、実際にレイカーズが(他球団に)トレードを持ち掛けていたか、私にはわからない。ただ、疑ってはいる。私の推測では、何か話があったはずだ。

 彼が健康体を維持できるかどうかに疑問を持っているのは、私だけではないだろう。デイビスの価値は、今季の彼が一瞬リーグで最高の選手だった時でさえ、私が思っていたほど高くはなかったのかもしれない。しかし、もしレイカーズが(トレードに)前向きだったなら、"ポスト・レブロン時代"の準備をするための、堅実で有益な取引が実現できたに違いないと私は思っている」

 能力に疑いの余地はないものの、故障が多いスター。チームとして、これほど計算しづらい選手はいない。デイビスは今やそうなりつつあり、だからこそボドキン記者は「デイビスを放出して代わりの選手を獲るべき」と提言したのだろう。

 はたしてレイカーズは、"デイビス放出"という大鉈を振るうのか。可能性は限りなく低いと思われるが、もしチームがプレーオフ戦線から早期に脱落するようなことがあれば、実現する未来も否定はできない。

構成●ダンクシュート編集部

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