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NBA

復帰戦でケガを悪化させたウィザーズの八村同僚戦士が苦しい胸中を明かす「間違いなくイライラしている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.05

ウィザーズのビールは3日のバックス戦で4試合ぶりに復帰するもケガが再発。途中退場を余儀なくされた。(C)Getty Images

ウィザーズのビールは3日のバックス戦で4試合ぶりに復帰するもケガが再発。途中退場を余儀なくされた。(C)Getty Images

 現地時間1月3日、ワシントン・ウィザーズは6連勝をかけて強敵ミルウォーキー・バックス戦に臨むも、113-123で敗戦。22得点、9リバウンド、4アシストをあげたクリスタプス・ポルジンギスを筆頭に、計6選手が2桁得点を残したが、2023年を連勝スタートで飾ることはできなかった。

 この試合を支配したのはバックスのヤニス・アデトクンボ。ウィザーズのペイントエリアを次々と強襲し20本のフィールドゴールを沈めたほか、決して得意とはいえないフリースローも93.8%(15/16)と高確率で決め、キャリアハイの55得点に10リバウンド、7アシスト、2スティールの大暴れを見せた。

 ウィザーズはポルジンギスのほか、カイル・クーズマが20得点、途中出場の八村塁とデニ・アブディヤ、コーリー・キスパートがそれぞれ12得点、ダニエル・ギャフォードが11得点、12リバウンド、モンテ・モリスが8得点、8リバウンド、6アシストを記録したものの、後半は1度もリードを奪うことができなかった。
 
 だが連勝が5でストップしたことよりも、チームにとって痛かったのはブラッドリー・ビールの負傷退場だろう。29歳のエースは左ハムストリングの故障から4試合ぶりに復帰したものの、前半途中に同箇所の痛みを悪化させてしまい、コートを後にした(13分18秒の出場で8得点、4アシスト、2スティールを記録)。

「イライラする。この48時間で痛みはなかったんだ。僕以上にプレーしたがっている人なんていない。でも僕はそのことについてスマートにならなきゃいけない」

 試合後にそう明かしたビールは、今季もチームトップの平均22.9点に3.5リバウンド、5.2アシスト、フィールドゴール成功率は自己最高の52.5%を残している。しかし、ハムストリングの故障や新型コロナウイルスのプロトコル入りでここまで15試合を欠場。

 今季、ウィザーズには平均22.2点、8.9リバウンド、1.60ブロックを誇るポルジンギス、同21.3点、7.5リバウンド、3.8アシストを残すクーズマと、平均20点以上を記録するスコアラーがビールのほかにも2人いる。だが、エース不在の15試合では7勝8敗と負け越し。シーズン全体でも17勝22敗(勝率43.6%)と苦戦を強いられている。
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