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「日本での人気が急上昇した!」八村塁の電撃加入で起きた“フィーバー”を米専門メディアも驚嘆「価値はあった」

THE DIGEST編集部

2023.01.30

日本でも小さくない話題となった八村のレイカーズ加入。その効果を米メディアが驚きを持って伝えている。(C)Getty Images

 24歳の日本人の挑戦に注目が集まっている。1月23日にワシントン・ウィザーズからロサンゼルス・レイカーズへトレードで加入した八村塁だ。

 キャリア4年目のケンドリック・ナンと2023、28、29年のドラフト2巡目指名権を含めたトレードで、ロサンゼルス・レイカーズに加入した八村。加入からわずか2日後に行なわれたサンアントニオ・スパーズ戦でいきなり新天地デビューを果たすと、21分31秒という限られた時間で12得点、6リバウンドといきなり活躍。

 続くボストン・セルティック戦では、6得点(フィールドゴール3/8、3ポイント0/4)、4リバウンド、1アシストを記録。得点数こそ1桁台にとどまったが、プレータイムは23分40秒と前回よりもやや多く与えられた。

 NBA界屈指の名門で高い注目を集めている若武者のチャレンジは、凄まじい経済効果も生んでいる。日夜レイカーズの情報を熱心に伝えている米専門サイト『Lakers Nation』は「ハチムラのトレードによってレイカーズは、アジア、特に日本で人気や知名度が爆発的に上昇した」とレポート。23日の移籍後からレイカーズへの関心度がいかに高まっているかを伝えている。
 
 無論、コート内での活躍にも期待を寄せる。八村について「最も重要なことはハチムラがポストシーズンを目指すレイカーズにどれだけ貢献できるかということだ」と強調した同サイトは、次のように論じてみせた。

「彼は確かな得点能力と体躯と当たり負けしないフィジカルを持っており、チームロスターのニーズにマッチしている。この事実だけでもトレードの価値はあったと言えるが、それをより強く言うためには、プレーオフに進出させられるかどうかがポイントになる。ハチムラを見ると、NBAプレーヤーとして偉大になるためのあらゆる素質は持っている。とくに彼のミッドレンジからの得点は最高のスキルである」

 名門への電撃加入によってフィーバーを巻き起こした八村。それを一過性のものにしないためにも、しっかりとアピールを続けていく必要がありそうだ。

 なお、レイカーズは1月30日に敵地で渡邊雄太が在籍するブルックリン・ネッツと対戦する。俄然注目が集まる日本人対決をどちらが制するのかは注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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