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通算得点1位浮上が目前に迫るレブロン。“先駆者”ジャバーは「偉大な選手に受け渡せて興奮している」と感嘆<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.02.01

自身の記録を更新間近のレブロン(左)に、ジャバー(右)がエールを送った。(C)Getty Images

 現地1月31日に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとニューヨーク・ニックスの一戦は、オーバータイムにもつれる激戦の末に129-123でレイカーズが勝利した。

 この試合、レイカーズの大黒柱レブロン・ジェームズはチーム最多の28得点をマーク。これにより、カリーム・アブドゥル・ジャバーが保持するレギュラーシーズン通算3万8387点のNBA記録更新まで、あと89点に迫っている。

 レブロンの今季アベレージは平均30.2点。このペースでいけば、2月7日に本拠地クリプトドットコム・アリーナで行なわれるオクラホマシティ・サンダー戦、少し勢いが落ちたとしても、9日に同じくホームで開催されるミルウォーキー・バックス戦での達成が有力視されている。

 ジャバーがレイカーズ時代の1983-84シーズンに打ち立てた金字塔を、チームの"後輩"であるレブロンが39年ぶりに更新する。この大偉業が近日中に達成される事実に、リーグもにわかに色めき立っているなか、前任者のジャバーも、自身の記録が塗り替えられる日を心待ちにしているようだ。
 
 前述したレイカーズとニックスの試合開始前、米メディア『CNN』の名司会者ドン・レモンが、ジャバーから預かっていたメッセージを紹介。レブロンに対し、次のようにエールを送った。

「私は38年間、記録保持者としてトーチを持ち続けてきた。偉大な人物に受け渡すことができて興奮しているし、ほっとしてもいる。レブロンがトーチを手にし、私よりもさらに長く持ち続けてくれることを願っている」

 現在のパフォーマンスを見る限り、レブロンはジャバーからバトンを引き継いだ後も、通算4万点、あるいはそれ以上に記録を伸ばしていくことだろう。ジャバーが願うように、通算得点1位の座には、長きにわたりレブロンの名前が刻まれ続けられそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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