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NBA

ヒートはラウリー放出を決断するのか? 本人は「ここにいたい」、エースのバトラーも「一緒にプレーしたい」と発言も<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.09

トレードの噂が挙がるヒートのラウリー(右)。エースのバトラー(左)は共闘を望んでいるようだが…。(C)Getty Images

トレードの噂が挙がるヒートのラウリー(右)。エースのバトラー(左)は共闘を望んでいるようだが…。(C)Getty Images

 現地時間2月8日、今年のトレード・デッドラインまであと1日に迫るなか、マイアミ・ヒートはホームでインディアナ・ペイサーズと対戦し、116-111で勝利を飾った。

 今季成績をイースタン・カンファレンス6位の30勝25敗(勝率54.5%)としたヒートは、今月19日のオールスターゲームにリザーブとして選出されたバム・アデバヨがシーズンハイに並ぶ38得点に9リバウンドと躍動。そのほかジミー・バトラーが25得点、5リバウンド、7アシスト、ゲイブ・ヴィンセントが17得点、タイラー・ヒーローが15得点、ケイレブ・マーティンが12得点、11リバウンド、4スティールをマークした。

 その一方で、先発ポイントガード(PG)のカイル・ラウリーはヒザのケガのため欠場。36歳の司令塔はオールスターブレイクまで復帰できない可能性があると『ESPN』が報じている。

 ヒート在籍2年目、キャリア17年目の今季、ラウリーはここまで44試合に出場(すべて先発)して平均33.3分、12.0点、4.3リバウンド、5.3アシスト、1.11スティールを記録。得点とリバウンド、アシストの数字はここ10年ではワーストで、フィールドゴール成功率は4割以下(39.6%)、3ポイント成功率も33.3%と低く、第4クォーターで出番が与えられない試合もあるなど苦しいシーズンを送っている。
 
 トロント・ラプターズ時代の2019年にはチームの“ハート&ソウル”として優勝に大きく貢献。21年オフに自身2度目のチャンピオンシップ獲得を目指してヒートへ加入したが、新天地では思うような成績を残せていない。

 現行契約は来季まで残っているものの、7日に『Yahoo! Sports』のジェイク・フィッシャー記者がラウリーのトレードの可能性を報じるなど、周囲は慌ただしくなっている。

 そのラウリーは、1月30日に地元メディア『Miami Herald』へ公開された記事の中で、「これまでにもトレードの噂があった」と切り出し、現状について語っている。

「この組織は自分のことを信じてくれているし、俺はここにいることができて嬉しいんだ。俺はここにいたい。ここで楽しんでいる。このチームにはいつだってタイトルを争えるチャンスがあると感じている。ジミー、バム、タイラー、それにコーチ(エリック・スポールストラHC)がいるんだから、俺たちにはその(優勝を狙える)機会がある」
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