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NBA

「手も足も出ず情けない」八村塁が完敗のレイカーズ戦を反省。レナード擁するクリッパーズ戦で巻き返しなるか

秋山裕之

2019.12.01

序盤からエンジン全開だった八村は、優勝候補相手に見事な活躍を見せた。(C)Getty Images

序盤からエンジン全開だった八村は、優勝候補相手に見事な活躍を見せた。(C)Getty Images

 11月29日(日本時間30日、日付は以下同)に行なわれた、ワシントン・ウィザーズ対ロサンゼルス・レイカーズ。ウィザーズは第1クォーター序盤こそリードしていたものの、徐々にレイカーズが本領発揮し、終わってみれば103-125と大敗を喫した。

「僕らとしては、前半から手も足も出ないという状態になってしまって。すごく情けないと感じました」

 ゲーム開始から4分強で8得点を奪うセンセーショナルな活躍を見せた八村塁は、試合を通じて16得点、8リバウンドをマーク。ただ、本人が振り返ったように、今季の優勝候補レイカーズとのキャリア初試合は、チームとして苦々しい結末となった。
 
 11月を5勝8敗で終えたウィザーズは、現時点で6勝11敗、イースタン・カンファレンス10位。12月は2度の2連戦を含め、計15試合を戦うこととなる。

 そのうちアウェーゲームも9試合あり、10日から敵地3連戦、20日からは同4連戦とタフなスケジュール。また6日には今季好調のマイアミ・ヒート戦、20日と21日には昨季王者のトロント・ラプターズ、豪華戦力を誇るフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの2連戦が組まれており、厳しい戦いを強いられることになるだろう。

 とはいえ、現在ウィザーズはウエスタン・カンファレンスのチームとのアウェー4連戦を行なっている最中。1日にはロサンゼルス・クリッパーズ戦が控えているため、今はこの強敵とどう対峙するべきか、準備を進めているに違いない。

 11月終了時点で、クリッパーズはウエスト3位の14勝6敗。リーグ最高のオールラウンダーデュオ、カワイ・レナードとポール・ジョージを擁する優勝候補の一角だが、レナードはロード・マネジメント(選手の疲労の管理)により欠場も多く、ジョージはオフに両肩を手術した影響で11月中旬に復帰したばかりと、ベストメンバーで臨んだ試合は多くない。

 それでも、ルー・ウィリアムズとモントレズ・ハレルを中心に、クリッパーズにはリーグ屈指のリザーブ陣が控えている。セカンドユニットのオフェンス力に自信のあるウィザーズでも、アドバンテージを保つことは困難だ。
 
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