現地時間２月13日、NBAがシーズン第17週の週間最優秀選手を発表し、イースタン・カンファレンスからボストン・セルティックスのデリック・ホワイト、ウエスタン・カンファレンスからオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが選出された。

　２月６日から12日の期間中、４試合に出場したホワイトは平均24.5点、4.8リバウンド、7.5アシストをマーク。チームの４戦全勝に貢献し、キャリア６年目で初の週間MVPに輝いた。

　セルティックスは１月下旬以降、先発PGのマーカス・スマートが離脱。２月８日からは要の１人のジェイレン・ブラウンも欠いているが、その穴を補って余りある活躍を見せたのがホワイトだ。６日のデトロイト・ピストンズ戦で23得点、７リバウンド、７アシストをあげると、10日のシャーロット・ホーネッツ戦では自己最多となる８本の３ポイントを決めて、同最多の33得点。この試合ではNBA史上初めて、３ポイント８本と10アシスト、３ブロックを同時に達成した選手にもなっている。

　期間中はフィールドゴール成功率52.2％（36／69）、３ポイント成功率51.5%（17／33）、フリースロー成功率90.0％（９／10）といずれも高い数値を記録。ホワイトは加入２年目の今季、全57試合に出場（うち先発49試合）し、平均11.5点、3.7アシストの成績で、イースト首位を走るチームを支えている。
  　ギルジャス・アレキサンダーは、２勝１敗だった同週の３試合で平均31.3点、4.5リバウンド、6.3アシストを記録。期間中は３ポイントこそ成功１本（試投３本）ながら、フィールドゴール成功率57.1％（28／49）、フリースロー成功率94.9%（37／39）のアベレージを残し、10月の第２週以来今季２度目、通算３回目の受賞となった。

　今月19日に行なわれるオールスターに初選出を果たすなど、勢いに乗る24歳は、７日のロサンゼルス・レイカーズ戦で30得点、８アシストを奪取。レブロン・ジェームズが通算得点でリーグ記録を塗り替えた注目の一戦で、勝利を奪う活躍を披露した。

　さらに10日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、昨年12月に記録したキャリアハイに並ぶ44得点と爆発。しかもこの日はフィールドゴール16本中13本成功（成功率81.3％）、フリースロー19本中18本成功（同94.7％）と圧巻の精度を誇り、勝利の原動力となった。

　５年目の今季は51試合の出場（すべて先発）で自己ベストかつリーグ５位の平均31.0点、4.6リバウンド、5.7アシストをマーク。サンダーは現在27勝29敗でウエスト12位、プレーイン・トーナメント圏内の10位とは0.5ゲーム差につけている。

構成●ダンクシュート編集部