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「私なら自分のチームに入れる」ブルズOBが古巣にウエストブルック獲得を推奨「周囲にハードにプレーするように促すだろう」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.02.16

現在ブルズで指揮を執るドノバンは、サンダーのHC時代にウエストブルックを4年間指導した経験を持つ。(C)Getty Images

 通算トリプルダブル回数で歴代トップ(198回)を誇る攻撃的ガードのラッセル・ウエストブルックは、トレード最終期限日の現地時間2月9日にロサンゼルス・レイカーズからユタ・ジャズへの移籍が決まった。バイアウト(契約買い取り)の可能性が取り沙汰されるなかで、シカゴ・ブルズOBが古巣に獲得を推奨している。

 ウエストブルックと言えば、オクラホマシティ・サンダー時代の2016-17シーズンに平均31.6点、10.7リバウンド、10.4アシストで55年ぶり史上2人目となるシーズン平均トリプルダブルを達成。同年から史上初の3年連続シーズン平均トリプルダブルを成し遂げ、得点王2回、アシスト王3回、シーズンMVP1回、NBA75周年記念チームにも選出されるなど、リーグを代表するスター選手として君臨してきた。

 しかし、2021年8月にワシントン・ウィザーズからレイカーズへ移籍して一気に苦境へ。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスを擁するチームに上手くフィットできず。昨季カンファレンス11位(33勝49敗)に沈み、プレーオフ進出を逃した戦犯に挙げられる憂き目に遭った。

 今季も開幕直後にスタメンからシックスマンへ降格。52試合(うち先発3試合)に出場して平均15.9点、6.2リバウンド、7.5アシストの成績を残していたなかで、ジャズへのトレードが成立した。
 
 ウエストブルックはまたジャズで試合に出ておらず、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が同局の番組『NBAトゥデイ』で語ったところによれば、バイアウトの可能性も浮上。市場に出れば、ロサンゼルス・クリッパーズも獲得候補の一角とされるなかで、ブルズが獲得の「最有力候補」だとレポートした。

「注目すべきチームの1つは、最有力候補となるであろうシカゴ・ブルズだ。ビリー・ドノバンHCは、オクラホマシティ(サンダー)でウエストブルックを指導していた。(アシスタントコーチ)のモーリス・チークス、ジョシュ・ロングスタッフとウエストブルックと好関係を築いていた元オクラホマシティのスタッフがいる。ブルズでは、ベンチにエネルギーと火力をもたらすだけでフィットするかを見ることができる」

 さらに、1989~94年にブルズに所属し、ロールプレーヤーとして前期3連覇(91~93年)を経験したステイシー・キングは自身のポッドキャスト『Gimme The Hot Sauce podcast』で古巣にウエストブルックを獲得すべきだと見解を述べている。
 
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「私ならいつでも自分のチームに獲得する」とキング