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NBA

「彼こそ、俺たちが求めていた存在」クリッパーズデビュー戦で躍動したウエストブルックを戦友ジョージが称賛!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.26

クリッパーズは敗れたが、先発で起用されたウエストブルックは17得点、5リバウンド、14アシストと上々の新天地デビューを飾った。(C)Getty Images

クリッパーズは敗れたが、先発で起用されたウエストブルックは17得点、5リバウンド、14アシストと上々の新天地デビューを飾った。(C)Getty Images

 現地時間2月24日、ロサンゼルス・クリッパーズはオールスターブレイク明け初戦を迎え、ホームのクリプトドットコム・アリーナでサクラメント・キングス戦に臨んだ。

 この試合、クリッパーズはテレンス・マンをベンチスタートに回し、新加入のラッセル・ウエストブルックを先発ポイントガードとして起用。ポール・ジョージ、カワイ・レナード、マーカス・モリスSr.、メイソン・プラムリーと共にスターターを形成した。

 チケット完売となった試合の会場には1万9068人が詰めかけ、ウエストブルックのクリッパーズ入りを歓迎。34歳のベテランガードは39分27秒コートに立ち、フィールドゴール成功率53.8%(7/13)で計17得点に5リバウンド、14アシストと“らしさ”を見せつけた。

「クレイジーだ。こんなに多くの点が入るゲームでプレーしたことがあるか覚えていないよ。オールスターブレイクで元気になったと思う」(ウエストブルック)

 両チームによる一戦は2度の延長にもつれ込むなど、約3時間(2時間48分)という長丁場となった。クリッパーズは第4クォーター残り3分の時点で11点リードを手にしていたものの、ディアロン・フォックスを中心としたキングスの猛追に遭い、マリーク・モンクの3ポイントで同点に追いつかれた。

 1度目の延長、2度目の延長でもクリッパーズは6点リードを手にしていたが、そこから失速。2度目の延長残り36.5秒にフォックスにジャンパーを決められ、175-176で惜敗した。

 ウエストブルックは第4クォーター終盤の場面でマークマンのモンクを見失って失点。さらに7ターンオーバーを喫し、2度目の延長残り1分49秒には6つ目のファウルを吹かれてコートを去った。
 
 それでも、クリッパーズはいずれも今季最多の39アシスト、3ポイント26本成功と、“ウエストブルック効果”は絶大だった。

「俺が想像していたとおりだ。ラスがこのチームの一員になって俺が嬉しい理由、それは彼が持ち込んでくれることにある」と語ったジョージは、オクラホマシティ・サンダー時代の戦友についてこのように話していた。

「俺たちにはポイントガードが必要だった。今夜見せてくれたように、俺たちのオフェンスへ入り込んで、フロアジェネラルとなってイージーバスケットを演出してくれる男をね。彼こそ、俺たちが求めていた不可欠な存在だったのさ」

 この日クリッパーズとキングスが叩き出した計351得点は、NBA歴代2位という快記録。ウエストブルックという爆発的な司令塔を加えたクリッパーズは、今後がさらに楽しみなチームになった。

「コートへ出て競い合うことができる能力。それは決して誰にでもあるものではないと思う。この組織、チームメイトたち、ファンのみんなのお陰で、最高のデビューになった。ただ勝てなかっただけ」

 ウエストブルックは試合後にそう語り、前を向いていた。25日を終えた時点で、クリッパーズはウエスタン・カンファレンス5位の33勝29敗(勝率53.2%)。これから先もタフな戦いは続くが、ウエストブルックにとって“LAでの心機一転”は、上々のスタートになったのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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