今年の夏に開催されるFIBAワールドカップに出場する、全32か国が出揃った。
今回初出場となるのは、ユーロバスケットはすでに経験済みのラトビア、ジョージア。そしてアフリカからカーボベルデ共和国と南スーダンの4か国だ。
南スーダンは、2011年に国連に独立が承認されたばかりの、今日最も新しい独立国。長年にわたって宗教や民族の違う南北間で独立をめぐる内紛が繰り返されており、独立後の現在も国境紛争が続いている。そんな、バスケットボールに取り組める環境も満足に整っていない彼らにとって、今回の出場権獲得はまさに快挙だと言えるだろう。
そしてこの快挙の実現に向けて多大な尽力をしたのが、かつてシカゴ・ブルズで活躍したオールスターフォワードのルオル・デンだ。
南スーダンのワーウで生まれた彼は、紛争から逃れるべく5歳でエジプトに避難。その後一家で政治亡命したイングランドでバスケットボールを始め、そこで才能を見出されて14歳でアメリカへ渡った。
大学は名門デューク大に進学したが、少しでも早くプロになって家計を助けたいという思いから、1年終了時にドラフトにエントリー。2004年にフェニックス・サンズから7位指名を受け、トレード先のブルズでNBAデビューを果たすと、以降5球団で通算902試合に出場。平均14.8点、6.1リバウンドという安定した成績を残し、2018-19シーズンをもって現役を退いた。
その間、祖国が独立した2011年に南スーダンバスケットボール連盟を立ち上げると、引退後の2019年11月に会長に就任。祖国のバスケットボール振興に全力を注いでいる。
当初は彼が代表チームのヘッドコーチも兼任していたが、2021年5月からは、渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツのアシスタントコーチで、かつてアトランタ・ホークスなどでプレーしたロイヤル・アイビーが務めている。彼はデンと同じ高校で学んだかつての学友で、南スーダンでのコーチ業を「将来NBAのヘッドコーチを目指す自分にとって勉強になるから」と、無償で引き受けている。
今回初出場となるのは、ユーロバスケットはすでに経験済みのラトビア、ジョージア。そしてアフリカからカーボベルデ共和国と南スーダンの4か国だ。
南スーダンは、2011年に国連に独立が承認されたばかりの、今日最も新しい独立国。長年にわたって宗教や民族の違う南北間で独立をめぐる内紛が繰り返されており、独立後の現在も国境紛争が続いている。そんな、バスケットボールに取り組める環境も満足に整っていない彼らにとって、今回の出場権獲得はまさに快挙だと言えるだろう。
そしてこの快挙の実現に向けて多大な尽力をしたのが、かつてシカゴ・ブルズで活躍したオールスターフォワードのルオル・デンだ。
南スーダンのワーウで生まれた彼は、紛争から逃れるべく5歳でエジプトに避難。その後一家で政治亡命したイングランドでバスケットボールを始め、そこで才能を見出されて14歳でアメリカへ渡った。
大学は名門デューク大に進学したが、少しでも早くプロになって家計を助けたいという思いから、1年終了時にドラフトにエントリー。2004年にフェニックス・サンズから7位指名を受け、トレード先のブルズでNBAデビューを果たすと、以降5球団で通算902試合に出場。平均14.8点、6.1リバウンドという安定した成績を残し、2018-19シーズンをもって現役を退いた。
その間、祖国が独立した2011年に南スーダンバスケットボール連盟を立ち上げると、引退後の2019年11月に会長に就任。祖国のバスケットボール振興に全力を注いでいる。
当初は彼が代表チームのヘッドコーチも兼任していたが、2021年5月からは、渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツのアシスタントコーチで、かつてアトランタ・ホークスなどでプレーしたロイヤル・アイビーが務めている。彼はデンと同じ高校で学んだかつての学友で、南スーダンでのコーチ業を「将来NBAのヘッドコーチを目指す自分にとって勉強になるから」と、無償で引き受けている。
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