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NBA

“ネッツ崩壊”の引き金となったデュラントとアービングがトレード後初対戦も、KDは「特別な感情はまったくない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.03.06

トレード後初めて対戦したアービング(左)とデュラント(右)。この試合は後者に軍配が上がった。(C)Getty Images

トレード後初めて対戦したアービング(左)とデュラント(右)。この試合は後者に軍配が上がった。(C)Getty Images

 現地時間3月5日(日本時間6日、日付は以下同)に行なわれたフェニックス・サンズとダラス・マーベリックスの一戦は、ウエスタン・カンファレンスの強豪同士の対戦ということ以外に、もうひとつ大きな注目ポイントがあった。ケビン・デュラントとカイリー・アービング、今年2月上旬までブルックリン・ネッツで共闘していた両雄が、チームを変えて初めて激突したのだ。

 この2人以外にも、クリス・ポール、デビン・ブッカー、ルカ・ドンチッチら豪華スターを多く抱える両軍の試合は、タレント集団同士の戦いにふさわしく、同点が12回、リードチェンジは13回、どちらも2桁点差は離されない手に汗握る大激戦に。126-126の同点で迎えた第4クォーター残り11.7秒、デュラントがディフェンダー越しに放ったプルアップジャンパーが決勝点となり、アウェーのサンズが130-126で勝利を収めた。

 注目の“元ネッツ2大スター”は、デュラントが決勝弾含むゲームハイの37得点(フィールドゴール12/17、3ポイント3/5、フリースロー10/11)に7リバウンド、3アシスト、1ブロック、アービングも30得点(フィールドゴール10/19、3ポイント3/8、フリースロー7/7)、4リバウンド、7アシストと、ともに見事なスタッツをマーク。第3クォーター序盤にはアービングがデュラント相手にバスケットカウントを決める場面もあったが、この試合では個人、チームともデュラントに軍配が上がった格好だ。
 
 久々にコート上で再会した2人。だが、デュラントにとって特別な感情はなかったようで、試合後の会見ではアービングとの対戦をこう振り返っている。

「感情はまったくない。(ネッツ時代とは)別のゲームだからね。俺はキャリアの大半でカイリーと対戦してきたんだ。ここ数シーズンは同じチームにいたけど、キャリアの多くの時間で彼と対戦してきたんだから、どういう気持ちになるかはわかっていたよ」

 サンズとマブズのレギュラーシーズンにおける対戦はこの試合が最後。今季再び相見えるとしたら、それはプレーオフの舞台となる。1回戦になるのか、カンファレンス決勝になるのか、それともその機会は訪れないのか。いずれにせよ、激突した場合は熾烈なシリーズとなることは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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