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NBA

優勝候補相手に自己最多得点をあげ波に乗る八村塁は、明日のマジック戦でリベンジなるか?

秋山裕之

2019.12.03

前回のマジック戦では6得点、4リバウンドと存在感が薄かっただけに、明日の試合ではクリッパーズ戦のような活躍を期待したい。(C)Getty Images

前回のマジック戦では6得点、4リバウンドと存在感が薄かっただけに、明日の試合ではクリッパーズ戦のような活躍を期待したい。(C)Getty Images

 八村塁の所属するワシントン・ウィザーズは11月26日(日本時間27日)からスタートしたウエスト上位とのアウェー4連戦を1勝3敗で終了。八村自身はこの4試合で平均14.8点、6.8リバウンド、今季の優勝候補に挙げられるロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズとの2戦では平均23点、8.5リバウンドの好成績をマークした。

 現在、6勝12敗でイースタン・カンファレンス12位のウィザーズはホームに戻り、3日(同4日)にカンファレンス8位のオーランド・マジック、5日(同6日)に同5位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの対戦が組まれている。

 マジックとは11月17日(同18日)にアウェーで対戦し121-125と惜敗している。ウィザーズにとって朗報なのは、この試合で30得点、17リバウンド、6アシストを叩き出したセンターのニコラ・ヴュチェビッチは右足首負傷、八村のマークを担当したアル・ファルーク・アミヌは右ヒザの半月板損傷で離脱していること。さらに今季のマジックは敵地で1勝7敗と大きく負け越しており、勝つチャンスは十分ある。

 八村のマッチアップ相手は、ジョナサン・アイザックあるいはアーロン・ゴードンになるだろう。ゴードンとは前の試合でマッチアップしていたが、アイザックとは初対戦になる。2017年のドラフト1巡目6位でマジックに指名されたアイザックは、抜群の身体能力とディフェンス力を誇る22歳のマルチフォワード。
 
 今季はここまで平均13.1点、7.5リバウンド、1.4アシスト、1.4スティール、さらにリーグトップの2.8ブロックを記録しており、ショットを放つ際にはブロックに警戒が必要だ。

 アイザックの身長211㎝、ウイングスパン(両手を広げた長さ)216㎝というサイズは大きな脅威だが、95㎏と身体の線が細いためフィジカル面では八村に分がある。明日の試合では、積極的にリングへアタックしてフィールドゴールあるいはフリースローを獲得したいところだ。

 ただし、ヴュチェビッチの代役を務めるケム・バーチ(206㎝・105㎏)はフィジカルコンタクトを得意としており、カバーに入ってくることが予想されるため、ショットを放つ際にはタイミングをずらすなど、一工夫して着実に決め切るようにしていきたい。

 11月17日の対戦で八村は6得点、4リバウンドと精彩を欠き、チームに貢献できなかった。1日(同2日)のクリッパーズ戦で自己最多の30得点と12月を良い形でスタートした21歳のルーキーには、前回のリベンジを期待したいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
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