ミルウォーキー・バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボは、2019、20年にレギュラーシーズンMVPに輝き、21年にはバックスを50年ぶり2度目の優勝に導いた。
公称213㎝・110㎏のサイズに長い手足と超人的な身体能力を兼備するアデトクンボは、13年にNBAデビュー。当初はローテーションプレーヤーだったが、そこから自らの肉体を鍛え上げ、スキルを磨いて成長を遂げ、今ではリーグ最高級の選手としての地位を確立。
オフェンスでは迫力満点のダンクやユーロステップからのフィニッシュ、ミッドレンジから繰り出すフェイダウェイジャンパーなどで得点を量産し、ディフェンスではポジションを問わずガードし、豪快なブロックショットで相手をシャットアウトする。
13年のプロ入りからバックス一筋でプレーしてきたアデトクンボは、すでに得点に出場時間、アシスト、ブロック、フリースロー試投数と成功数、トリプルダブルでフランチャイズ史上最多記録を保持。21年秋には最年少でNBAの75周年記念チームにも名を連ねた。
上記以外にも数々の栄冠を手にしてきたアデトクンボだが、プロバスケットボール選手として自身が掲げるゴールとは何なのか。現地時間3月9日に『USA TODAY』の“For The Win”に公開されたインタビューで28歳のオールスターは、「まだだ。(そこへ達するまで)長い道のりがあると信じている」と切り出し、こう続けていた。
「僕は1日1日、自分のスキルを磨こうとしている。僕はコート上で達成してきたことだけじゃなく、ゲームへ臨む姿勢や仕事への意欲もみんなに覚えておいてもらいたい。ただのバスケットボール選手以上の存在として記憶されたいんだ。それに人がこの旅路について触れて、僕がどれだけ彼らを鼓舞して高めてきたかも記憶してほしい」
現在、アデトクンボは右手を痛めて3試合連続で欠場中。バックスは11日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦を延長の末に116-125で落として連勝が3でストップした。
それでも、チームは48勝19敗(勝率71.6%)でリーグベストの戦績をキープ。アデトクンボ、ドリュー・ホリデー、クリス・ミドルトンという強力ビッグ3の周囲に、ブルック・ロペスやボビー・ポーティス、グレイソン・アレン、パット・カナトンといった選手たちがいる。
今季は開幕前にジョー・イングルズ、シーズン中にはジェイ・クラウダー、ゴラン・ドラギッチという経験豊富なベテランもロスターに加え、一昨季の優勝時よりも戦力は増している。2シーズンぶりの覇権奪回に向けて、視界は良好と言っていいだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
公称213㎝・110㎏のサイズに長い手足と超人的な身体能力を兼備するアデトクンボは、13年にNBAデビュー。当初はローテーションプレーヤーだったが、そこから自らの肉体を鍛え上げ、スキルを磨いて成長を遂げ、今ではリーグ最高級の選手としての地位を確立。
オフェンスでは迫力満点のダンクやユーロステップからのフィニッシュ、ミッドレンジから繰り出すフェイダウェイジャンパーなどで得点を量産し、ディフェンスではポジションを問わずガードし、豪快なブロックショットで相手をシャットアウトする。
13年のプロ入りからバックス一筋でプレーしてきたアデトクンボは、すでに得点に出場時間、アシスト、ブロック、フリースロー試投数と成功数、トリプルダブルでフランチャイズ史上最多記録を保持。21年秋には最年少でNBAの75周年記念チームにも名を連ねた。
上記以外にも数々の栄冠を手にしてきたアデトクンボだが、プロバスケットボール選手として自身が掲げるゴールとは何なのか。現地時間3月9日に『USA TODAY』の“For The Win”に公開されたインタビューで28歳のオールスターは、「まだだ。(そこへ達するまで)長い道のりがあると信じている」と切り出し、こう続けていた。
「僕は1日1日、自分のスキルを磨こうとしている。僕はコート上で達成してきたことだけじゃなく、ゲームへ臨む姿勢や仕事への意欲もみんなに覚えておいてもらいたい。ただのバスケットボール選手以上の存在として記憶されたいんだ。それに人がこの旅路について触れて、僕がどれだけ彼らを鼓舞して高めてきたかも記憶してほしい」
現在、アデトクンボは右手を痛めて3試合連続で欠場中。バックスは11日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦を延長の末に116-125で落として連勝が3でストップした。
それでも、チームは48勝19敗(勝率71.6%)でリーグベストの戦績をキープ。アデトクンボ、ドリュー・ホリデー、クリス・ミドルトンという強力ビッグ3の周囲に、ブルック・ロペスやボビー・ポーティス、グレイソン・アレン、パット・カナトンといった選手たちがいる。
今季は開幕前にジョー・イングルズ、シーズン中にはジェイ・クラウダー、ゴラン・ドラギッチという経験豊富なベテランもロスターに加え、一昨季の優勝時よりも戦力は増している。2シーズンぶりの覇権奪回に向けて、視界は良好と言っていいだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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