現地時間3月12日(日本時間13日、日付は以下同)に行なわれたブルックリン・ネッツとデンバー・ナゲッツの一戦は、アウェーのネッツが接戦を制し122-120で勝利。トレード・デッドラインまでに主力を次々と放出し、チーム解体へと踏み切ったネッツが、ウエスタン・カンファレンス首位のナゲッツから金星をあげるという結果となった。
これでネッツは、ケビン・デュラント&カイリー・アービングの二枚看板を放出した2月9日以降の試合で7勝7敗。2人のスーパースターを失ったことで成績の急落は免れないと思われたが、ここまで勝率5割は大健闘と言っていい。
その一方で、デュラントとアービングを獲得したフェニックス・サンズとダラス・マーベリックスには、それぞれ誤算が起きている。
サンズは故障から復帰したデュラントが3月に入り新天地デビューを飾るも、8日のオクラホマシティ・サンダー戦前の練習中に左足首を捻挫し再び離脱。ただ、彼が出場した3試合は全勝とチームに好影響をもたらしているのは間違いなく、復帰後は優勝へのラストピースとして、期待通りのパフォーマンスを見せてくれるだろう。
問題なのはマーベリックス。アービングがチームに合流した2月8日以降の成績は5勝8敗と、ネッツ以下の数字に終わっている。アービングとルカ・ドンチッチの2大スターが揃った試合も3勝6敗。ともにコートに立った時間帯はネット・レーティングで+7.2と高数値を残しているものの、結果が伴っていない状況だ。
マーベリックスはアービングを獲得するために、スペンサー・ディンウィディーとドリアン・フィニー・スミスという2人の実力者だけでなく、将来のドラフト指名権を3つ(1巡目ひとつ、2巡目ふたつ)もネッツに差し出している。これでトレード成立後の成績がネッツ以下に終わっては目も当てられない。
加えて、アービングは今季終了後に完全FA(フリーエージェント)となる。もしこれだけの大枚を叩きながら、最終的に何も残らないなどということになれば——マーベリックスが敢行したこの取引は"リーグ史に残る失敗トレード"として記憶されてしまうかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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これでネッツは、ケビン・デュラント&カイリー・アービングの二枚看板を放出した2月9日以降の試合で7勝7敗。2人のスーパースターを失ったことで成績の急落は免れないと思われたが、ここまで勝率5割は大健闘と言っていい。
その一方で、デュラントとアービングを獲得したフェニックス・サンズとダラス・マーベリックスには、それぞれ誤算が起きている。
サンズは故障から復帰したデュラントが3月に入り新天地デビューを飾るも、8日のオクラホマシティ・サンダー戦前の練習中に左足首を捻挫し再び離脱。ただ、彼が出場した3試合は全勝とチームに好影響をもたらしているのは間違いなく、復帰後は優勝へのラストピースとして、期待通りのパフォーマンスを見せてくれるだろう。
問題なのはマーベリックス。アービングがチームに合流した2月8日以降の成績は5勝8敗と、ネッツ以下の数字に終わっている。アービングとルカ・ドンチッチの2大スターが揃った試合も3勝6敗。ともにコートに立った時間帯はネット・レーティングで+7.2と高数値を残しているものの、結果が伴っていない状況だ。
マーベリックスはアービングを獲得するために、スペンサー・ディンウィディーとドリアン・フィニー・スミスという2人の実力者だけでなく、将来のドラフト指名権を3つ(1巡目ひとつ、2巡目ふたつ)もネッツに差し出している。これでトレード成立後の成績がネッツ以下に終わっては目も当てられない。
加えて、アービングは今季終了後に完全FA(フリーエージェント)となる。もしこれだけの大枚を叩きながら、最終的に何も残らないなどということになれば——マーベリックスが敢行したこの取引は"リーグ史に残る失敗トレード"として記憶されてしまうかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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