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NBA

「相手が勝って、自分たちも勝つことで生まれるもの」ウォリアーズのグリーンがグリズリーズとのライバル関係を一蹴<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.03.14

ウォリアーズとグリズリーズはプレーオフで2回対戦しているが、いずれもウォリアーズが勝利しており、グリーンはライバル関係を一蹴した。(C)Getty Images

ウォリアーズとグリズリーズはプレーオフで2回対戦しているが、いずれもウォリアーズが勝利しており、グリーンはライバル関係を一蹴した。(C)Getty Images

 今季、2017、18年以来のリーグ連覇を目指すゴールデンステイト・ウォリアーズは、現地時間3月9日に行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦で110-131と大敗を喫した。

 この一戦でドレイモンド・グリーンがグリズリーズのディロン・ブルックスと胸を突き合わせ、睨み合うなどひと悶着あったが、当のグリーン本人は両チームのライバル関係説を一蹴している。

 ウォリアーズとグリズリーズは2020-21シーズンのプレーイン・トーナメントで対戦し、グリズリーズが117-112でウォリアーズを下してウエストの第8シードを獲得。さらに、昨季はカンファレンス準決勝で相まみえ、ウォリアーズがシリーズ成績4勝2敗で雪辱し、そのまま優勝を果たした。

 3月9日の直接対決を迎えるにあたっては、ブルックスがウォリアーズについて「好きではない」、グリーンに対しても「おしゃべりなヤツ」とコメントし、グリーンも自身のポッドキャストでブルックスを「道化」呼ばわりして応戦。

 試合中も前半終了間際にウォリアーズのリスタートでの連係ミスを突いてボールを奪ったブルックスが、ペイント内に1人残ったグリーンに仕掛け、ドライブからシュートを決めたが、2人はリングからこぼれたボールを挟み、胸を突き合わせて睨み合うシーンがあった。
 
 両チームは今年のプレーオフで再び対戦する可能性もあるが、『ESPN』のティム・マクマホン記者によれば、ウォリアーズとグリズリーズがライバル関係だという世間の考えをグリーンは嘲笑したという。

「一方のチームが勝たなければいけないし、もう一方のチームも勝たなければいけない。それがライバル関係を生む。どちらか一方が勝つだけではライバル関係にはならない。相手が勝って、自分たちも勝つことで生まれるものなんだ。俺たちは4回優勝しているが、彼ら(グリズリーズ)はまだ優勝経験がない。それはライバル関係とは言えないと思うね」

 ウォリアーズは2014-15シーズンから5年連続でNBAフィイナルに進出し、そのうち15、17、18年と3回優勝。昨季もタイトルを手にして、リーグの強豪に君臨している。グリズリーズは若きエースのジャ・モラントを中心に、過去2年連続でプレーオフに駒を進めているが、実績ではウォリアーズに遠く及ばない。対等に語られるのは、グリーンとしては王者のプライドが許せないようだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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