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NBA

球宴後6勝5敗と停滞するセルティックス。スマートは自身のディフェンス面の不調を嘆く「平凡になっている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.03.17

タフな守備を売りとするスマートだが、「オフェンスに接触したらすぐファウルになってしまう」と苦悩も。(C)Getty Images

タフな守備を売りとするスマートだが、「オフェンスに接触したらすぐファウルになってしまう」と苦悩も。(C)Getty Images

 昨季NBAファイナルに進出したボストン・セルティックスは、今季も開幕から順調に白星を積み重ね、長らくリーグトップの座を堅持してきた。

 ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのオールスターデュオを筆頭に、マーカス・スマート、アル・ホーフォード、ロバート・ウィリアムズ三世にデリック・ホワイト、グラント・ウィリアムズといった馴染みのメンバーに加え、今季はマルコム・ブログドンやブレイク・グリフィン、マイク・マスカーラといった新戦力もそれぞれの形で貢献している。

 ところが、オールスターブレイク後にチームは失速。6勝5敗と勝ち越してはいるものの、球宴後はオフェンシブ・レーティングがリーグ13位の114.6、ディフェンシブ・レーティングも同14位の113.3と、中位にとどまっている。

 そうしたなか、このチームのハート&ソウルとして君臨するスマートは、現地時間3月15日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦を前に、自身のディフェンス面について「平凡になっている。それは皆が分かっている。タフだよ」と漏らしていた。
 
 チーム最長となる在籍9年目を迎えているスマートは、昨季は71試合に出場し、平均12.1点、3.8リバウンド、5.9アシスト、1.68スティールを記録。自身3度目となるオールディフェンシブ1stチーム、2度目のハッスルアウォードに選ばれただけでなく、ポイントガードとして1996年のゲイリー・ペイトン(元シアトル・スーパーソニックスほか)以来初となる最優秀守備選手賞(DPOY)に輝いた。

 今季は足首のケガなどに悩まされて計17試合を欠場しながらも、平均11.3点、3.3リバウンド、6.4アシスト(キャリアハイ)、1.47スティールの成績を残しているが、「自分が思っているようにコールが吹かれないんだ」と、苦悩を語る。

「ディフェンダーとしてはそれが辛い。リーグがオフェンシブな選手たちで満たされていて、オフェンス志向がものすごく高くなっているからなおさらだ。(今季を)DPOYとして迎えたから、ディフェンスをするのがハードでね。自分がやることすべてにおいて、ますます批評されてしまう」
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