これまで幾度となく“舌戦”を繰り広げてきた、ケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）とチャールズ・バークレー（元サンズほか）。そんな２人の間に、現地時間３月26日（日本時間27日、日付は以下同）、新たな火種が生まれようとしている。

　２人のやり合いが表面化し始めたのは、デュラントのゴールデンステイト・ウォリアーズ移籍を“バスライダー”とバークレーがこき下ろした2022年４月頃。最近も、サンズへトレード移籍したデュラントに対し「優勝すれば私のような古い人間たちも功績を認めるだろう。物語（デュラントが移籍を繰り返していること）は変えられないがね」とバークレーが仕掛ければ、デュラントも「彼は尊敬すべき選手だけど、アナリストとしてのそのアプローチには賛同できない」と反論するなど、いまだ収まる気配がない。

　そんななか、デュラントはSNSでバークレーのインタビュー動画に反応。この動画で、サンズの先輩にもあたるレジェンドOBは、稀代のスコアラーについてこう話していた。
  「彼（デュラント）はとても繊細なのさ。素晴らしい選手だよ。彼は“自分が批判されることはない”と思っている世代の１人なんだ。鏡を見て『これは公平な批判なのか？』と言ってみたことがないんだよ」

　この動画を引用し、デュラントは「疲れないのか、チャック（バークレーの愛称）？ あなたの口から出る言葉を俺がリスペクトすることはないよ」と投稿。さらに、一般ユーザーからのリプライに反応する形で「ぶっちゃけ、NBAの偉大な選手たちが後の世代に嫉妬しているのは気になるね」と言い放った。

　今後も続きそうな２人の舌戦。終結する可能性があるとすれば、バークレーが果たせなかったサンズの球団優勝を、デュラントが成し遂げた時だろう。そうなった場合、彼らの関係性がどう変わるのか、バークレーははたしてデュラントを祝福するのか、要注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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