現地時間3月26日、ミネソタ・ティンバーウルブズは敵地チェイス・センターで昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦し、99-96で接戦を制した。
「ディフェンス面で、我々は本当に良くやったと思う。彼らと対戦する時というのは、相手を追いかけ回し、戦い続けて、コンテストを続けないといけないから、小柄な選手たちへの負担が大きくなる」
試合後にクリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)がそう振り返ったように、ウルブズはウォリアーズのフィールドゴール成功率を41.5%(34/82)へ抑え込み、最終クォーターだけで5本(計16本)のターンオーバーを誘発。
ディフェンスはジョーダン・プールに27得点を奪われたものの、エースのステフィン・カリーをフィールドゴール成功率34.8%(8/23)の計20得点、クレイ・トンプソンをFG成功率29.4%(5/17)の計15得点に封じ込めた。
オフェンスではナズ・リードが23得点、6リバウンド、カール・アンソニー・タウンズが14得点、5リバウンド、3アシスト、2スティール、アンソニー・エドワーズが13得点、カイル・アンダーソンが12得点、10リバウンド、7アシスト、5スティール、マイク・コンリーが12得点、ルディ・ゴベアが10得点、18リバウンドをマーク。
ウルブズ1点ビハインドで迎えた終盤には、ドレイモンド・グリーンが出したカリーへのパスをアンダーソンがスティール。直後にタウンズが3ポイントを放り込み、これが決勝弾となった。
近年のNBAでは高さより機動力とシュート力を重視しアップテンポなバスケを展開するチームが多い。そんななか今季のウルブズにはゴベア(216㎝)、タウンズ(211㎝)、ジェイデン・マクダニエルズとリード(いずれも206㎝)というビッグマンがおり、多くのチームに対して高さの面でアドバンテージを取ることができる。
昨夏にウルブズに加入したゴベアは、現在のチームについて、『The Athletic』へこう話していた。
「自分たちらしく、ユニークであるように、このチームは(ロスターを)組み立ててきた。僕らを見れば、高さがあると分かるし、彼らは(僕らのことを)大きいと言うだろう。けど僕らには動けるビッグマンたちが複数いて、しかも多くのガード陣よりもうまくシュートを打つことができるんだ」
2シーズン連続のプレーオフ進出を目指すウルブズは、先日までタウンズが約4カ月も欠場していたが、プレーイン・トーナメント出場圏内に踏みとどまり、シーズン終盤に調子を上げてきている。
翌27日のサクラメント・キングス戦では、2連戦の2日目のためタウンズが欠場も、マクダニエルズが20得点、リードが18得点、エドワーズが17得点、5リバウンド、7アシスト、ゴベアが16得点、16リバウンド、4アシスト、2ブロック、コンリーが16得点、アンダーソンが15得点、11アシスト、2スティール、ジェイレン・ノーウェルが14得点と、バランスの取れた攻撃を展開し119-115で勝利。
4連勝のウルブズは、39勝37敗(勝率51.3%)でウエスタン・カンファレンス6位へ浮上し、プレーイン進出枠から脱却。
7位のウォリアーズとはゲーム差なしで、5位のクリッパーズ(40勝36敗/勝率52.6%)とは1.0ゲーム差のため、まだ油断は禁物だが、ウエスト上位チーム相手にアウェーで2連勝したことはチームにとって大きな自信になっただろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ディフェンス面で、我々は本当に良くやったと思う。彼らと対戦する時というのは、相手を追いかけ回し、戦い続けて、コンテストを続けないといけないから、小柄な選手たちへの負担が大きくなる」
試合後にクリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)がそう振り返ったように、ウルブズはウォリアーズのフィールドゴール成功率を41.5%(34/82)へ抑え込み、最終クォーターだけで5本(計16本)のターンオーバーを誘発。
ディフェンスはジョーダン・プールに27得点を奪われたものの、エースのステフィン・カリーをフィールドゴール成功率34.8%(8/23)の計20得点、クレイ・トンプソンをFG成功率29.4%(5/17)の計15得点に封じ込めた。
オフェンスではナズ・リードが23得点、6リバウンド、カール・アンソニー・タウンズが14得点、5リバウンド、3アシスト、2スティール、アンソニー・エドワーズが13得点、カイル・アンダーソンが12得点、10リバウンド、7アシスト、5スティール、マイク・コンリーが12得点、ルディ・ゴベアが10得点、18リバウンドをマーク。
ウルブズ1点ビハインドで迎えた終盤には、ドレイモンド・グリーンが出したカリーへのパスをアンダーソンがスティール。直後にタウンズが3ポイントを放り込み、これが決勝弾となった。
近年のNBAでは高さより機動力とシュート力を重視しアップテンポなバスケを展開するチームが多い。そんななか今季のウルブズにはゴベア(216㎝)、タウンズ(211㎝)、ジェイデン・マクダニエルズとリード(いずれも206㎝)というビッグマンがおり、多くのチームに対して高さの面でアドバンテージを取ることができる。
昨夏にウルブズに加入したゴベアは、現在のチームについて、『The Athletic』へこう話していた。
「自分たちらしく、ユニークであるように、このチームは(ロスターを)組み立ててきた。僕らを見れば、高さがあると分かるし、彼らは(僕らのことを)大きいと言うだろう。けど僕らには動けるビッグマンたちが複数いて、しかも多くのガード陣よりもうまくシュートを打つことができるんだ」
2シーズン連続のプレーオフ進出を目指すウルブズは、先日までタウンズが約4カ月も欠場していたが、プレーイン・トーナメント出場圏内に踏みとどまり、シーズン終盤に調子を上げてきている。
翌27日のサクラメント・キングス戦では、2連戦の2日目のためタウンズが欠場も、マクダニエルズが20得点、リードが18得点、エドワーズが17得点、5リバウンド、7アシスト、ゴベアが16得点、16リバウンド、4アシスト、2ブロック、コンリーが16得点、アンダーソンが15得点、11アシスト、2スティール、ジェイレン・ノーウェルが14得点と、バランスの取れた攻撃を展開し119-115で勝利。
4連勝のウルブズは、39勝37敗(勝率51.3%)でウエスタン・カンファレンス6位へ浮上し、プレーイン進出枠から脱却。
7位のウォリアーズとはゲーム差なしで、5位のクリッパーズ(40勝36敗/勝率52.6%)とは1.0ゲーム差のため、まだ油断は禁物だが、ウエスト上位チーム相手にアウェーで2連勝したことはチームにとって大きな自信になっただろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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