NBAの歴史を語るうえで、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)は、“史上最高のプレーヤー”の座を争うトップ3と言っても過言ではない。それぞれの比較は幾度となくされてきたが、元NBA選手のアントワン・ジェイミソンがかつて同僚だったコビーとレブロンについて語った。
レイカーズ一筋20年でプレーしたコビーはリーグ優勝5回、歴代4位の通算3万3643得点を挙げて得点王も2回獲得、NBAオールディフェンシブ1stチームにも9回選出されるなど、攻守に長年トップレベルでプレーした。2020年1月にヘリコプター墜落事故で逝去後、現役時代の多大な功績から殿堂入りも果たしている。
NBA計16年、6チームを渡り歩いて通算1083試合に出場したジェイミソンは元NBA選手ヴィンス・カーターがホストを務める『ESPN』の番組『The VC Show』に出演した際、まずは2012-13シーズンにレイカーズで共闘したコビーとの思い出を振り返った。
「私たちのロッカーはすぐ隣だった。私はコビーを史上最高の選手の1人だと思っている。私はまるでスポンジのように物事を吸収し、コビーも快く受け入れてくれた。もしバスケットボールの試合に勝つことに専念するなら、彼は今までで最高のチームメイトだった。
コビーはシャック(シャキール・オニール)と確執があったとされるけど、シャックは常に100%の力を出していなかったのが要因だろうね。コビーは究極のコンペティター(競争者)だから、とにかく勝ちたかった。私は彼と一緒にプレーするのが大好きだったよ」
当時34歳とすでにベテランの域に入っていたコビーだが、同シーズンはリーグ3位の平均27.3点をマーク。ジェイミソンにとっても、2歳年下のコビーは刺激を受ける存在だったという。
一方で、2009-10シーズンにクリーブランド・キャバリアーズでともにプレーしたレブロンについては、まだ20代中盤だったこともあり、選手として若さを感じていた様子。ジェイミソンは「ブロン(レブロン)とコビーの違い…、コビーはよりマイク(ジョーダン)に似ていて、メンタリティが強かった。ブロンは気楽かつ自由奔放に、単に楽しい時間を過ごしている感じだった」とコビーを引き合いに出し、このように続けている。
「ブロンはパット・ライリーのいるマイアミ(ヒート)に行って、マイクやマジック(ジョンソン)のようなメンタリティを学ぶ必要があったと思う。Dウェイド(ドゥエイン・ウェイド)はすでにそれを習得していた。だから、ブロンはマイアミでの数年間で、次のレベルに成長できたんだ。マイアミから戻ってきたあと、『彼は変わって帰ってきた』という声をチーム関係者から聞いた。ブロンのバスケットボールIQは十分評価されてないと思う」
38歳の大ベテランとなり、さらに円熟味を増したレブロンだが、ジェイミソンの中ではコビーがチームメイトとして“No.1”に君臨しているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】「Mr.レイカーズ」&「Mr.NBA」史上最高のスーパースター、コビー・ブライアント特集!
レイカーズ一筋20年でプレーしたコビーはリーグ優勝5回、歴代4位の通算3万3643得点を挙げて得点王も2回獲得、NBAオールディフェンシブ1stチームにも9回選出されるなど、攻守に長年トップレベルでプレーした。2020年1月にヘリコプター墜落事故で逝去後、現役時代の多大な功績から殿堂入りも果たしている。
NBA計16年、6チームを渡り歩いて通算1083試合に出場したジェイミソンは元NBA選手ヴィンス・カーターがホストを務める『ESPN』の番組『The VC Show』に出演した際、まずは2012-13シーズンにレイカーズで共闘したコビーとの思い出を振り返った。
「私たちのロッカーはすぐ隣だった。私はコビーを史上最高の選手の1人だと思っている。私はまるでスポンジのように物事を吸収し、コビーも快く受け入れてくれた。もしバスケットボールの試合に勝つことに専念するなら、彼は今までで最高のチームメイトだった。
コビーはシャック(シャキール・オニール)と確執があったとされるけど、シャックは常に100%の力を出していなかったのが要因だろうね。コビーは究極のコンペティター(競争者)だから、とにかく勝ちたかった。私は彼と一緒にプレーするのが大好きだったよ」
当時34歳とすでにベテランの域に入っていたコビーだが、同シーズンはリーグ3位の平均27.3点をマーク。ジェイミソンにとっても、2歳年下のコビーは刺激を受ける存在だったという。
一方で、2009-10シーズンにクリーブランド・キャバリアーズでともにプレーしたレブロンについては、まだ20代中盤だったこともあり、選手として若さを感じていた様子。ジェイミソンは「ブロン(レブロン)とコビーの違い…、コビーはよりマイク(ジョーダン)に似ていて、メンタリティが強かった。ブロンは気楽かつ自由奔放に、単に楽しい時間を過ごしている感じだった」とコビーを引き合いに出し、このように続けている。
「ブロンはパット・ライリーのいるマイアミ(ヒート)に行って、マイクやマジック(ジョンソン)のようなメンタリティを学ぶ必要があったと思う。Dウェイド(ドゥエイン・ウェイド)はすでにそれを習得していた。だから、ブロンはマイアミでの数年間で、次のレベルに成長できたんだ。マイアミから戻ってきたあと、『彼は変わって帰ってきた』という声をチーム関係者から聞いた。ブロンのバスケットボールIQは十分評価されてないと思う」
38歳の大ベテランとなり、さらに円熟味を増したレブロンだが、ジェイミソンの中ではコビーがチームメイトとして“No.1”に君臨しているようだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】「Mr.レイカーズ」&「Mr.NBA」史上最高のスーパースター、コビー・ブライアント特集!
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