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NBA

「ガーデンで71得点すれば、より大きな意味を持つ」KGがリラードにニックス移籍を推奨「毎日ショーを見せてくれるだろう」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.03.29

2月に71得点をマークするなど平均得点でリーグ3位につけるリラードだが、今季もブレイザーズは下位に低迷している。(C)Getty Images

2月に71得点をマークするなど平均得点でリーグ3位につけるリラードだが、今季もブレイザーズは下位に低迷している。(C)Getty Images

 デイミアン・リラードは2012年のドラフト1巡目6位でポートランド・トレイルブレイザーズに指名されて以降、フランチャイズの顔としてチームを牽引。通称“デイム”は、スーパースターの移籍が珍しくない現代でもチームにトレードを要求することもなく、ポートランドに忠誠心を尽くしてきた。

 キャリア11年目の今季もブレイザーズのエースとして君臨し、昨年12月の試合ではクライド・ドレクスラーが持つブレイザーズの通算得点記録を上回り、チーム史上1位に浮上した。さらに2月26日のヒューストン・ロケッツ戦では歴代8位タイの71得点を叩き出し、平均32.2点はリーグ3位につけている。

 もっとも、チームはここまで32勝43敗(勝率42.7%)でウエスタン・カンファレンス12位と振るわず。プレーイン・トーナメント出場圏内の10位オクラホマシティ・サンダー(37勝39敗/勝率48.7%)とは4.5ゲーム差とプレーオフ出場は絶望的な状況で、頼みのリラードもふくらはぎの痛みで直近3試合を欠場している。

 個人成績は申し分ないリラードだが、昨季もチームはプレーオフ不出場。これまで8回出場したポストシーズンでも1回戦負けは5回を数え、最高成績は19年のカンファレンス決勝となっている。
 
 そんななか、孤軍奮闘するエースにレジェンドのケビン・ガーネット(KG)が言及。25日に公開された『Ticket & The Truth』でニューヨーク・ニックスへの移籍を推奨した。

「もしリラードがニューヨークに来て、ポートランドでやっていることをやれば、すぐに史上最高の選手の1人にみなされるだろう。もし彼がローズ・ガーデン(ブレイザーズの本拠地/現モーダ・センター)でやったように、(マディソンスクエア)ガーデンで71得点すれば、より大きな意味を持つはずだ。デイム・リラードがニューヨークに来たら、俺たちは観に行く必要があるね」

 さらにガーネットはツイッターでも「デイムがニックスに入団すれば、偉大な選手の1人として名を残すと信じている。MSGでプレーすることに勝るものはないし、デイムは毎日ショーを見せてくれるだろう」と綴っていた。

 リラードは過去にもニックス移籍の噂があり、20年には「2、3年前にニューヨークに行きかけていた。トレードの噂は聞いていたよ。ザ・ガーデンでプレーするのが好きでお気に入りの場所さ」と語っていた。

 ただ、リーグ屈指のスコアリングガードは昨年7月にブレイザーズと2年1億2200万ドル(約165億9200万円)の延長契約に合意し、2026-27シーズンまで契約下にあるため、獲得手段はトレードに限られる。

 ニックスには22歳のRJ・バレット、23歳のイマニュエル・クイックリーなど伸びしろのある若手がいるが、今年7月に33歳を迎えるフランチャイズプレーヤーが、新天地を求めることはあるのか。

構成●ダンクシュート編集部
 
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