専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

八村塁の“ダンク阻止”ブロックがNBAトップ10の3位に選出!攻守両面でレイカーズ移籍後最高の輝き<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.04.03

攻守に躍動した八村。試合後のインタビューにも招かれるなど、周囲の評価はうなぎ上りだ。(C)Getty Images

攻守に躍動した八村。試合後のインタビューにも招かれるなど、周囲の評価はうなぎ上りだ。(C)Getty Images

 日本バスケ界の至宝、八村塁がロサンゼルス・レイカーズ移籍後、最高の輝きを放った。

 現地時間4月2日、敵地トヨタ・センターで行なわれたヒューストン・ロケッツ戦に途中出場した八村は、24分57秒のプレーで1月23日の移籍以降では最多となる20得点を奪取。プレーオフ進出に向けて必勝態勢のなか、134-109での勝利に大きく貢献した。

 背番号28は前半から“キング”レブロン・ジェームズと好連携を見せて10得点をあげると、後半も得意のミドルジャンパーや第3クォーター終了間際の“ブザービーター”レイアップなどで加点。最終的に40得点をあげた主砲アンソニー・デイビスに次ぐ、チーム2位のスコアを叩き出してみせた。

 もっとも、この日の八村のプレーで特に異彩を放っていたのはディフェンスだ。コート上では常に高い集中力を保ち、チーム最多かつ、NBA4年目で自己ベストに並ぶ12リバウンドを記録したほか、ゴール下の守護神として何度も相手の決定的なシュートを阻止し、こちらも自己最多タイの3ブロックをマーク。

 なかでも第2クォーター残り10分47秒に相手のダンクを片手1本で叩き落としたブロックは、NBA公式のトップ10プレーに選出され、堂々の3位にランクインした。
 
 同日は13試合、計26チームが登場したなかで、八村のプレーはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の強烈ダンク(10位)やカイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)の華麗なダブルクラッチ(7位)よりも上のパフォーマンスとして紹介。4位には八村自身が翻弄されたロケッツのアルペレン・シェングンのダンクがランクされたが、それを自ら“上書き”する格好となった。

 なお、1位は2017年ドラフト1位、オーランド・マジックのマーケル・フルツが披露したウインドミルダンクが選出されている。

 一時はプレータイムの減少に伴い成績も下降していた八村だが、直近の2試合では守備で存在感を発揮し、再び息を吹き返してきた。レギュラーシーズン残り4試合、自身・チームともに2年ぶりのプレーオフ進出を叶えるべく、ギアを上げる背番号28から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号