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NBA

「ADを観ているのが大きい」デイビスをお手本に守備力を向上させた八村塁。レブロンとは「僕と彼は多くの面でフィットする」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.04.04

八村はデイビス(右)を参考に、ディフェンスでも成長を続けている。(C)Getty Images

八村はデイビス(右)を参考に、ディフェンスでも成長を続けている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは現地時間4月2日に敵地でヒューストン・ロケッツに134-109で圧勝。アンソニー・デイビスがゲームハイの40得点、レブロン・ジェームズが18得点、10リバウンド、11アシストのトリプルダブルと2枚看板が躍動した。

 レイカーズにはレブロン、デイビス、ディアンジェロ・ラッセルというオールスター経験者がいるのだが、ロケッツ戦で彼らに負けず劣らず光っていたのが八村塁だ。

 1月にワシントン・ウィザーズからトレードで加入した25歳のフォワードは、この試合でレブロンとの連係からダンクを炸裂させたほか、第3クォーターにはブザービーターとなるレイアップを決めるなど、24分57秒の出場でフィールドゴール成功率71.4%(10/14)の計20得点と、移籍後最多得点をマークした。

 さらにリング下の競り合いからボールを何度ももぎ取り、自己最多タイの12リバウンド、相手のダンクを完璧なタイミングで阻止するなどこちらも自己最多に並ぶ3ブロックと、ディフェンス面でも存在感を見せつけた。

 試合後のインタビューで、八村はディフェンスについてこう話していた。

「レイカーズへやって来てから、僕はコーチとディフェンスについて話し合っています。彼らは僕にディフェンスも望んでいました。ディフェンス面でもインパクトを与えてほしいと。そこで僕はコーチと一緒にディフェンスの映像をたくさん観ています。それが僕にとって大きいんだと思います」
 
 203cm・104kgという恵まれたサイズと高い身体能力を備える八村は、これまで対人ディフェンスでは自身の機動力や長さを駆使し、相手チームのスター選手のショットミスを誘発することもあった。

 ただ、チームディフェンス、ディフェンス時のローテーションでチームメイトと連係が取れずにリバウンドを取られたり、イージーショットで失点を喫してしまう場面が見られた。

 守備で問題を抱えていた八村だが、レイカーズ移籍後は「たくさんのことを学んでいます。AD(デイビス)がどのタイミングでブロックショットをしているのかを観ています。それが僕にとって大きいです」と、デイビスの動きを参考にしていることを明かした。

 レブロンとの連係については、「僕と彼は多くの面でうまくハマると思っています。僕はフロアを走ることが好きで、彼はフロアを走り切る選手を必要としています。ハーフコートでも同じで、僕は3ポイントも打てるので、うまくフィットすると思っています」と手応えを感じていた。
 
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