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NBA

レブロンの“ザ・ブロック”が「史上最高のプレー」元同僚が証言「あれ以上はないと思う」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.04.07

2016年のファイナルでレブロンが見せた“ザ・ブロック”。語り継がれる伝説のプレーだ。(C)Getty Images

2016年のファイナルでレブロンが見せた“ザ・ブロック”。語り継がれる伝説のプレーだ。(C)Getty Images

 20年のNBAキャリアにおいて、数々の伝説的なプレーを残してきたレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)。そのなかでも人々の記憶に鮮烈に刻まれているのが、2016年のNBAファイナル第7戦で見せた“ザ・ブロック”だ。

 当時クリーブランド・キャバリアーズに在籍していたレブロンは、頂上決戦でリーグ新記録のシーズン73勝を達成した最強軍団ゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。下馬評では圧倒的不利を予想されながらも最終第7戦まで持ち込むと、その大一番の第4クォーター残り2分、89-89のタイスコアという最高に痺れる場面でそのプレーは飛び出した。

 直前のオフェンスでカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)がショットを外すと、リバウンドを取ったアンドレ・イグダーラがそのままボールをプッシュ。ステフィン・カリーにパスを出し、リターンを受けてトランジションから放ったレイアップを、後方から猛スピードで走り込みチェイスダウンブロックをお見舞いしたのだった。
 
 その後キャブズはアービングが決勝点となる3ポイントを沈め、見事に球団初優勝を成し遂げたのだが、レブロンのビッグプレーが勝利を手繰り寄せたのは間違いない。そして、この時キャブズに在籍し、レブロンとともに優勝を分かち合ったリチャード・ジェファーソンは、この“ザ・ブロック”こそこれまで観た中で最高のプレーだと語っている。

「私がこれまで観た中で最も素晴らしいプレー、それは“ザ・ブロック”だ。シリーズ第7戦、彼はほぼフル出場し、最後の試合の最後のミニッツで、全速力で戻るというアスレティックなプレーをやってのけたんだ。一瞬遅れただけでゴールテンディングとなるなかで、しかもこの男は得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックと、あらゆるカテゴリーでシリーズをリードしていた。ガス欠になってもおかしくない場面だったのに、だ。

 だからこそこのブロックは驚くべき、とんでもないプレーなんだ。これまでのあらゆる選手のプレーを思い返してみても、これ以上のプレーはないと思う」
 
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