現地時間４月11日、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナでロサンゼルス・レイカーズとミネソタ・ティンバーウルブズが対戦した。勝った方がウエスタン・カンファレンスの第７シードを手にするプレーイン・トーナメント。２年ぶりのプレーオフ進出を狙うホームのレイカーズが激戦を制した。

　レイカーズの先発はディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、ジャレッド・ヴァンダービルト、アンソニー・デイビス。八村塁はベンチスタートだった。

　試合は白熱した展開となり、第４クオーターでも決着がつかず、98－98でオーバータイムに突入。延長戦では序盤にレブロンのパスから八村が３ポイントを決め、デニス・シュルーダーとデイビスのレイアップなどでレイカーズが残り１分40秒までに５点のリードを奪った。

　最後はミスがありながらもウルブズ相手に逃げ切り、108－102で激戦に終止符。レイカーズがメンフィス・グリズリーズとのプレーオフ１回戦に駒を進めた。
  　日夜レイカーズの情報を熱心に伝えている米専門サイト『Lakers Nation』は２年ぶりのプレーオフ進出を速報で伝えた。この日チーム４番目の12得点、２リバウンド、１アシストを記録した八村について同メディアは「１対１のオフェンス場面でのルイ・ハチムラの能力は素晴らしく、レイカーズが彼にボールを預けて仕事をさせることができる場面がいくつもあった」と称賛している。

　加えて、「ハチムラはディフェンス面でも改善が見られ、彼の仕事に対する姿勢と競争心は、チームメイトに大きく浸透している。特にレブロンも、これを評価している」と言及する。事実、レブロンは「ルイはスーパーライバルだよ」と同メディアに答えており、八村と一緒にプレーすることの何が好きかという質問には、次のように答えている。

「ルイは偉大でありたいと願っているし、責任を持って仕事したいと思っている。彼は、自分がフロアにいる時だけでなく、このチームを助けるためにもっとうまくやれることはないか、どうすればいいかをいつも私に聞いてくるんだ」

　八村の飽くなき探求心に惚れ込んでいる様子のレブロン。八村は攻守の切り替えが激しかったこの試合で、26分36秒プレー。フィールドゴール成功率37.5％（3/8）、３ポイント成功率40.0％（2/5）、フリースロー成功率（4/4）は100％。要所で得点を重ねた。そんな八村へ、レブロンは大きな信頼を寄せているようだ。

　現地15日に開幕するプレーオフ。ワシントン・ウィザーズに在籍していた2021年以来、キャリア２度目の大舞台に挑むことになった八村。名門レイカーズの一員として臨む今回は、はたしてどんなプレーを披露してくれるのだろうか。大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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