NBAは現地時間4月15日(日本時間16日)からプレーオフが開幕し、ファーストラウンドの4試合が行なわれた。
レギュラーシーズンでイースタン・カンファレンス3位の54勝28敗(勝率65.9%)を残したフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ホームのウェルズファーゴ・センターで同6位の(45勝37敗/勝率54.9%)ブルックリン・ネッツと対戦。最大25点差をつけるなど相手に一度もリードを許さず、121-101で快勝した。
シクサーズはジョエル・エンビードが26得点、5リバウンド、3アシスト、2ブロック、ジェームズ・ハーデンが23得点、13アシスト、トバイアス・ハリスが21得点、4アシスト、タイリース・マキシーが13得点、6リバウンド、3スティール、PJ・タッカーが7リバウンド(オフェンシブ・リバウンド5本)、5スティール、ポール・リードが11得点、2スティールを記録。
「何度も言ってきたことだけど、彼はリーグでベストなプレーメーカーなんだ。でも俺たちは彼に落ち着いてほしくはない。その役割だけに終わってほしくないんだ。俺たちは彼のアグレッシブさを必要としている。今日のようにね」
大黒柱のエンビードは試合後にそう語り、相棒のハーデンを称賛。エンビードが試合全体でフィールドゴール成功率46.7%(7/15)に終わるなか、ハーデンは前半だけで5本の3ポイントを決めるなど、得点面でも相手にダメージを与えていた。
勝利に大きく貢献したハーデンは「彼(エンビード)はMVPだ。つまり、彼が40得点するか、俺たちがショットを決めてくるか、どっちがいい? って話さ。どちらにしろ、俺たちは構わない。準備ができているからね」と自信を見せ、「アグレッシブになろうとしただけ。相手がジョエルへダブルチームしているから、誰かがアグレッシブになってショットを決める必要があった」と続けた。
敗れたネッツは、ミカル・ブリッジズがゲームハイの30得点に5リバウンド、キャム・ジョンソンが18得点、4リバウンド、スペンサー・ディンウィディーが14得点、7アシスト、2スティール、セス・カリーが10得点、ニック・クラクストンが10リバウンド、3ブロック。チーム全体でフィールドゴール成功率55.7%(39/70)、3ポイント成功率44.8%(13/29)と、ショット自体は好調だった。
ネッツはクラクストンがメインでエンビードへマッチアップしつつ、状況に応じて彼にダブルチームを仕掛けてイージーショットを防ごうとしたが完敗。ジョンソンは敗因について「オフェンシブ・リバウンド、3ポイントの試投数と成功数だ」と述べた。
この試合でシクサーズは3ポイント成功率48.8%でフランチャイズ史上最多となる21本の長距離砲(21/43)を沈め、ネッツが犯した19本のターンオーバーから31得点を奪取。さらにはオフェンシブ・リバウンドで14-5の大差をつけた。
「相手は僕らよりも19本も多くショットを放っていた。自分たちより19本も多く打たれると倒すのは難しい。スリーを21本も決めて、オフェンシブ・リバウンドを14本も奪っていた。それでは(勝つのが)難しくなる」(ジョンソン)
クラクストンは「チーム全体の頑張りなんだ。コートには5人いる。みんなが彼(エンビード)をスローダウンしようとトライした。でも相手にオープンショットをたくさん与えてしまった。だからそこをアジャストしていかなきゃいけない」と語った。
両チームによるシリーズ第2戦は17日に開催。中1日という限られた時間のなかで、どのようにネッツが修正してくるか見ものだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
レギュラーシーズンでイースタン・カンファレンス3位の54勝28敗(勝率65.9%)を残したフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ホームのウェルズファーゴ・センターで同6位の(45勝37敗/勝率54.9%)ブルックリン・ネッツと対戦。最大25点差をつけるなど相手に一度もリードを許さず、121-101で快勝した。
シクサーズはジョエル・エンビードが26得点、5リバウンド、3アシスト、2ブロック、ジェームズ・ハーデンが23得点、13アシスト、トバイアス・ハリスが21得点、4アシスト、タイリース・マキシーが13得点、6リバウンド、3スティール、PJ・タッカーが7リバウンド(オフェンシブ・リバウンド5本)、5スティール、ポール・リードが11得点、2スティールを記録。
「何度も言ってきたことだけど、彼はリーグでベストなプレーメーカーなんだ。でも俺たちは彼に落ち着いてほしくはない。その役割だけに終わってほしくないんだ。俺たちは彼のアグレッシブさを必要としている。今日のようにね」
大黒柱のエンビードは試合後にそう語り、相棒のハーデンを称賛。エンビードが試合全体でフィールドゴール成功率46.7%(7/15)に終わるなか、ハーデンは前半だけで5本の3ポイントを決めるなど、得点面でも相手にダメージを与えていた。
勝利に大きく貢献したハーデンは「彼(エンビード)はMVPだ。つまり、彼が40得点するか、俺たちがショットを決めてくるか、どっちがいい? って話さ。どちらにしろ、俺たちは構わない。準備ができているからね」と自信を見せ、「アグレッシブになろうとしただけ。相手がジョエルへダブルチームしているから、誰かがアグレッシブになってショットを決める必要があった」と続けた。
敗れたネッツは、ミカル・ブリッジズがゲームハイの30得点に5リバウンド、キャム・ジョンソンが18得点、4リバウンド、スペンサー・ディンウィディーが14得点、7アシスト、2スティール、セス・カリーが10得点、ニック・クラクストンが10リバウンド、3ブロック。チーム全体でフィールドゴール成功率55.7%(39/70)、3ポイント成功率44.8%(13/29)と、ショット自体は好調だった。
ネッツはクラクストンがメインでエンビードへマッチアップしつつ、状況に応じて彼にダブルチームを仕掛けてイージーショットを防ごうとしたが完敗。ジョンソンは敗因について「オフェンシブ・リバウンド、3ポイントの試投数と成功数だ」と述べた。
この試合でシクサーズは3ポイント成功率48.8%でフランチャイズ史上最多となる21本の長距離砲(21/43)を沈め、ネッツが犯した19本のターンオーバーから31得点を奪取。さらにはオフェンシブ・リバウンドで14-5の大差をつけた。
「相手は僕らよりも19本も多くショットを放っていた。自分たちより19本も多く打たれると倒すのは難しい。スリーを21本も決めて、オフェンシブ・リバウンドを14本も奪っていた。それでは(勝つのが)難しくなる」(ジョンソン)
クラクストンは「チーム全体の頑張りなんだ。コートには5人いる。みんなが彼(エンビード)をスローダウンしようとトライした。でも相手にオープンショットをたくさん与えてしまった。だからそこをアジャストしていかなきゃいけない」と語った。
両チームによるシリーズ第2戦は17日に開催。中1日という限られた時間のなかで、どのようにネッツが修正してくるか見ものだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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