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NBA

八村塁がシクサーズ戦で27得点・7リバウンド!攻守で抜群の存在感を放ち強豪撃破の原動力に

ダンクシュート編集部

2019.12.06

八村はNBAで最長となる43分間コートに立ち、27得点・7リバウンド。強豪相手に堂々のパフォーマンスで勝利に大きく貢献した。

八村はNBAで最長となる43分間コートに立ち、27得点・7リバウンド。強豪相手に堂々のパフォーマンスで勝利に大きく貢献した。

 12月5日(日本時間6日)、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズはホームのキャピタル・ワン・アリーナで、イースタン・カンファレンス4位タイのフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦した。

 ウィザーズはベテランのイアン・マヒンミと2年目のモリッツ・ヴァグナーの両ビッグマンが戦列に復帰。前のオーランド・マジック戦で高校時代以来のセンターを務めた八村は本来のパワーフォワードに戻り、NBA入り後最多となる43分間の出場でチームトップの27得点、7リバウンド、2スティールという成績を残した。

 この日の八村は攻撃では7フッター(213㎝)のジョエル・エンビード、守備では熟練のアル・ホーフォードとマッチアップ。第1クォーター序盤にエンビード相手に1オン1を仕掛けるも、フェイントに引っ掛かってもらえず、強引にシュートを打ってミス。身長10cm・体重9kgの差があるオールスターセンター相手に、ゴール下で真っ向勝負を挑むのは分が悪かった。

 高さと強さで勝負できないと見た八村は、ここから巧みにプレーを修正していく。第1クォーター残り7分にイシュ・スミスのアシストから初得点を決めると、5分半にはホーフォードのブロックをかわしてレイアップを沈める。

 さらにセンターが外まで大きくマークに出てこられない点を見逃さず、スピードのミスマッチを突いてプルアップジャンパーで着実に加点。第2クォーターには、課題として挙げられている3ポイントを成功させたことも評価に値する。
 
 守備でもホーフォードを簡単にインサイドに入れさせず、11得点にシャットアウト。第2クォーター終盤、エンビードとのマッチアップした場面ではしっかりディナイしてボールを入れさせずミスを誘発する好プレーも見せた。

 試合前、「しっかりとショットフェイクに引っかからないように守らないといけない」とテーマを掲げていたなか、エンビードの巧みなフェイクにつられてフリースローを与えてしまう場面はあったが、ファウル3個にとどめ、NBA入り後最多となる43分間プレーしたのだから十分に及第点だ。

 ウィザーズは八村のほか、エースのブラッドリー・ビールが26得点、途中出場のダービス・ベルターンスがキャリアハイの3ポイント7本を含む25得点をマークした。

 シクサーズのトバイアス・ハリスとエンビードのコンビに59得点を許し、試合終盤に追い上げられたものの、なんとか中盤で奪ったリードを守って119-113と逃げ切った。

 イースタン屈指の強豪で、リーグ4位の平均103.7失点を誇っていたシクサーズの堅守を打ち破っての勝利は今後の自信になるだろう。

 連敗を3で止め今季成績を7勝13敗としたウィザーズは、明日はアウェーでイースタン・カンファレンス3位タイのマイアミ・ヒートと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部
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