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NBA

低迷するチームについにテコ入れを断行!ニックスがフィッツデールHCを解任

ダンクシュート編集部

2019.12.07

2018年にニックスのHCに就任したフィッツデールだが、グリズリーズ時代と同様、2年目の途中で解任された。(C)Getty Images

2018年にニックスのHCに就任したフィッツデールだが、グリズリーズ時代と同様、2年目の途中で解任された。(C)Getty Images

 12月6日(日本時間7日)、ニューヨーク・ニックスがデイビッド・フィッツデール・ヘッドコーチ(HC)を解任し、アシスタントコーチ(AC)のマイク・ミラーを暫定HCにすることを発表した。

 今夏、サラリーキャップに大きな空きがあったチームはケビン・デュラント、カイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)といったスーパースターの獲得を狙ったものの、ことごとく失敗。代わりにジュリアス・ランドル、マーカス・モリス、ボビー・ポーティス、エルフリッド・ペイトン、ドラフト3位指名のRJ・バレットらを加えて新シーズンに挑んだ。

 しかし開幕10試合で2勝8敗とスタートから大きくつまずき、さらに11月20日(同21日)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦から8連敗。ここまで4勝18敗でイースタン・カンファレンス最下位、平均得点100.5、得失点差-10.8はともにリーグワーストと浮上の兆しが見えず、その責任をフィッツデールが取らされる形となった。
 
 現在45歳のフィッツデールは2003年からNBAのコーチキャリアをスタート。ゴールデンステイト・ウォリアーズ(2003-04)、アトランタ・ホークス(2005~08)、マイアミ・ヒート(2008~16)でACとして経験を積み、2016年にメンフィス・グリズリーズのHCに就任した。

 初年度に43勝39敗という成績を収めてチームをプレーオフに導くも、2年目の2017-18シーズン序盤に解雇。2018年にニックスのHCに就任したが、初年度は17勝65敗でリーグ最下位に。今季も開幕から大きく負け越しグリズリーズ時代と同様、2年目の途中で職を解かれた。

 フィッツデールに代わり暫定HCを務めるミラーは今季チームに加わったコーチ歴30年のベテラン。テキサス州大やイースタン・イリノイ大など長くカレッジのチームで指揮を執り、2015年からニックス傘下のGリーグチームのウエストチェスター・ニックスのHCに。2017-18シーズンには32勝18敗の好成績でGリーグの最優秀コーチ賞に選ばれている。

構成●ダンクシュート編集部
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