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NBAで世紀の大誤審!得点を取り消されたロケッツが抗議文を提出、再試合となれば11年ぶりに

ダンクシュート編集部

2019.12.06

ハーデンのダンクが誤審によりノーカウントに。ロケッツの抗議は通るのか。(C)Getty Images

ハーデンのダンクが誤審によりノーカウントに。ロケッツの抗議は通るのか。(C)Getty Images

 12月3日(日本時間4日、日付は以下同)に行なわれたヒューストン・ロケッツ対サンアントニオ・スパーズの一戦で、世紀の大誤審が発生してしまった。

 事件が起きたのは第4クォーター残り7分50秒。直前のポゼッションでデマーレイ・キャロル(スパーズ)のパスをスティールしたジェームズ・ハーデン(ロケッツ)が、そのままワンマン速攻からダンクを叩き込む。ボールがリングを通過し、得点が認められる、はずだった。

 しかし、ネットを巻き込み再び舞い上がったボールが、今度はリングに弾かれ一見するとシュートが外れたような状態に。これをレフェリーがミスショットと誤認し、得点としてカウントされなかった。

 当然、マイク・ダントーニ・ヘッドコーチ(HC)は猛抗議したものの判定は覆らず、コーチ・チャレンジ(1試合につき1度、レフェリーのコールに対しレビューを求められる制度)を要求できる時間も過ぎていたため、アウト・オブ・バウンズによるスパーズボールとしてプレーが再開。ロケッツはその時点で13点をリードしていたものの、ミスジャッジにリズムを狂わされたか、スパーズの勢いに飲まれ2度の延長の末に敗れている。
 
 この誤審がなければ延長に入ることはなく、第4クォーター終了時点でロケッツが117-115で勝っていたかもしれない。あくまで数字の上の話であり、ゲームの流れなどもあるため断言はできないが、試合に大きな影響を与えたのは事実だ。

 ゲーム中の判定に納得がいかない場合、チームは試合から48時間後までならリーグに不服を申し立てることが可能。ロケッツも5日、この誤審に対し抗議文を提出した。

 ロケッツの要求は、事件が起きた7分50秒から試合をやり直すこと。また、球団内では当初「件の得点が認められていれば15点リードしていたのだから、再試合ではなく勝利とすべき」との声もあったが、さすがに受け入れられるのは難しいと判断したようだ。

 もし再試合となれば、2007年12月19日のマイアミ・ヒート対アトランタ・ホークスが翌年の3月8日に行なわれて以来、実に11年ぶりの出来事となる。
 
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