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NBA

「間違っている」“ウォリアーズ王朝の終焉”の声にグリーンが反論「俺が『NBAで成功しない』と言っていた連中と同じ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.05.16

グリーンがウォリアーズの終焉を指摘する声に「そういうヤツらはみんな、王朝の一員になった経験がない人たちだ」と反論した。(C)Getty Images

グリーンがウォリアーズの終焉を指摘する声に「そういうヤツらはみんな、王朝の一員になった経験がない人たちだ」と反論した。(C)Getty Images

 今季のゴールデンステイト・ウォリアーズはプレーオフのカンファレンス準決勝でロサンゼルス・レイカーズに敗れ、リーグ2連覇の可能性が潰えた。主力選手の高齢化もあり、9年間でタイトル獲得4回を果たした王朝の終焉を指摘する声も少なくないが、チーム生え抜きのドレイモンド・グリーンはこれを真っ向から否定している。

 スティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)が就任した2014-15シーズンからステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンのビッグ3を中心に、熾烈なウエスタン・カンファレンスの戦いを牽引してきたウォリアーズ。

 2017年、18年にはケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)を加えた強力“カルテット”で史上7チーム目のリーグ2連覇、5年連続でNBAファイナル進出(うち優勝3回)と黄金期を築き上げた。

 デュラントがサイン&トレードでブルックリン・ネッツへ移籍し、トンプソンが左ヒザの前十字靭帯断裂で全休、エースのカリーが左手骨折でわずか5試合の出場に終わった2019-20シーズンは15勝50敗とリーグ最下位に低迷。トンプソンが右足アキレス腱断裂で全休した翌20-21シーズンは、第8シードを懸けたメンフィス・グリズリーズとのプレーイン・トーナメントに敗れ、2年連続でプレーオフ進出を逃す結果をなった。

 21-22シーズンに現体制で通算4回目の優勝を果たして迎えた今季、ウォリアーズはカリーが平均29.4点、トンプソンが平均21.9点、ジョーダン・プールが平均20.4点、アンドリュー・ウィギンズが平均17.1点と攻撃を牽引してウエストの第6シードを獲得。
 
 1回戦で17年ぶりにプレーオフへ駒を進めたサクラメント・キングスを4勝3敗で撃破したが、カンファレンス準決勝でレブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスを擁するレイカーズにシリーズ2勝4敗で敗れ、連覇には手が届かなかった。

 グリーンの来季契約はプレーヤーオプションのため、フリーエージェントになって移籍を選択することになれば、ビッグ3は解体となる。

 カリーが35歳、トンプソンとグリーンが33歳と高齢化が進んでいることもあって、ウォリアーズ王朝の終焉を指摘する声も少なくないが、グリーンは自身のポッドキャスト『Draymond Green Show』で、「ウォリアーズ王朝は終わったと言っている連中が多いが、19年にKD(デュラント)が去った時に(王朝が)終わったと言っていたヤツらと同じだ。そんなことはない」とこれを完全している。

「(デュラントが移籍して)4年経った今でも、彼らは終わったと言っている。ずっと間違っている。俺が『NBAで成功しない』と言っていた連中と同じだ。『(ウォリアーズは)ジャンプシュートのチームだから勝てない』と言っていた連中と同じだ。

 王朝が終わったと言っている連中が誰かも知っているし、注意している。そういうヤツらはみんな、王朝の一員になった経験がない人たちだ。偉大なシャキール・オニールや俺が子どもの頃に好きだった選手たちが、『もう終わりだ』と言うのを見たことがない。なぜだか分かるかい?」

 カーHCが就任して節目の10年目を迎える2023-24シーズン、ウォリアーズはどのような1年を迎えることになるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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