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「王朝は終わった」パーキンスがグリーンの主張を一蹴「ウォリアーズはデュラントがいない状態でレブロンに勝っていない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.05.18

ウォリアーズ王朝の終焉を否定するグリーンに対し、パーキンス(左)が反論した。(C)Getty Images

 今季のゴールデンステイト・ウォリアーズはプレーオフのカンファレンス準決勝でロサンゼルス・レイカーズに敗れ、連覇の夢は叶わなかった。主力の1人であるドレイモンド・グリーンは一時代の終焉を指摘する声を否定したが、元NBA選手のケンドリック・パーキンスは、改めてウォリアーズ王朝の終わりを宣告している。

 ウォリアーズはスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が就任した2014-15シーズン以降、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンのビッグ3を中心に、ウエスタン・カンファレンスの熾烈な戦いの主役を担ってきた。

 2017年、18年にはケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)を加えた陣容で史上7チーム目となるリーグ2連覇を達成、5年連続でNBAファイナル進出(うち優勝3回)と黄金期を築き上げた。

 デュラント退団後はカリーやトンプソンの負傷もあって2年連続でプレーオフ進出を逃す時期もあったが、21-22シーズンに現体制で通算4回目の優勝を果たして迎えた今季、プレーオフ1回戦でサクラメント・キングスを4勝3敗で撃破するも、カンファレンス準決勝でレイカーズに2勝4敗で敗れ、連覇には手が届かなかった。
 
 敗退決定後、ファンのみならず、OB選手たちからもウォリアーズ王朝の終焉を指摘する声は少なくない。そのなかで、"当事者"であるグリーンは自身のポッドキャスト『Draymond Green Show』で、「ウォリアーズ王朝は終わったと言っている連中が多いが、19年にKD(デュラント)が去った時に(王朝が)終わったと言っていたヤツらと同じだ。そんなことはない。ずっと間違っている」と全面否定した。

 しかし、08年にボストン・セルティックスでケビン・ガーネット、ポール・ピアース、レイ・アレンのビッグ3とともにリーグ優勝を果たし、現在はNBAアナリストとして人気を博すパーキンスは、『ESPN』の番組『First Take』で「(王朝は)もう終わりだ。ドレイモンド・グリーンが何と言おうが、知ったこっちゃない」とグリーンの主張を一蹴した。

「理由を説明させてもらうと、残してきた実績は素晴らしいが、ウォリアーズはデュラントがいない状態でレブロンに勝っていないのが事実だ。16年以来そうじゃないかな。つまり、レブロンが彼らにとっての問題点なんだ。

 レブロンがウエスタン・カンファレスにいる限り、今のレベルでプレーし続けられる限り、そしてアンソニー・デイビスが衰えない限り、ウォリアーズはレイカーズの壁を越えないといけない。ウエスタン・カンファレンスのほかのチームもどんどん強くなっていくだろう」
 
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