メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントは、拳銃を所持している映像がきっかけに再びチームから活動停止処分を受けた。NBAの次世代を担う逸材と期待されながら、コート外での度重なる騒動により世間の評価を落としており、殿堂入り選手のレジー・ミラーも見解を述べている。
2019年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたモラントは、3年目の2021-22シーズンに平均27.4点と大きく成績を伸ばして、最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞。今季も平均26.2点、8.1アシストをあげて2年連続のオールスター出場を果たし、ウエストの第2シード獲得(51勝31敗)に貢献した。
しかし、その一方で、今年3月にクラブで拳銃を持った姿をSNSで配信し、8試合の出場停止処分を受けた。その際には、「責任感を強くして、より賢く行動し、あらゆる悪いものから自分を遠ざける」と反省を口にしていた。
ところが現地時間5月13日に友人のインスタグラムのライブ配信の中で、運転中に拳銃をちらつかせ再び騒動に発展。NBA広報担当はこの一件を受け、「ジャ・モラントが関与しているSNSへの投稿を把握しており、さらなる情報を収集中である」とコメントした。
誰もが認める実力を持ちながら、コート外での素行が足を引っ張っているモラント。現役時代にピュアシューターとして鳴らし、殿堂入りを果たしているミラーは、米スポーツキャスターのダン・パトリック氏が司会を務めるポッドキャスト番組『The Dan Patrick Show』に出演した際、「モラントに何と言うか」と尋ねられ、「自分の周りに目を向けてほしい。息子や仲間全員の名前をリストに書き留めてみてほしい」とメッセージを送った。
「周囲の人や家族も関わっている可能性がある。全体像を見なければいけない。素晴らしいことを成し遂げる、あるいはそれを手放す、どちらの人生を送りたいか。とてもシンプルなことだ。ジャ・モラントはこんな事態になる前は、リーグの新しい顔だと言われていた。でも、今は誹謗中傷されている。彼自身の責任だ。残念ながら自業自得だと言わざるを得ない」
司会のパトリック氏が、「パレスの騒乱」と呼ばれる2004年のロン・アーテストの乱闘事件で、計86試合の出場停止処分を受けたことを例に出すと、ミラーは故デイビッド・スターン前NBAコミッショナー体制下だったら、モラントはもう姿を消していたかもしれないと見解を述べた。
「モラントは本当にラッキーだ。デイビッド・スターンがこの件を仕切っていれば、モラントは消えていただろう。あの乱闘事件で、ロン・アーテストのような不公平で不当な扱いを受けていたと思う」
モラントは今回、出場停止処分が来季の開幕にも及ぶと噂されているが、果たしてどのような展開を迎えるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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しかし、その一方で、今年3月にクラブで拳銃を持った姿をSNSで配信し、8試合の出場停止処分を受けた。その際には、「責任感を強くして、より賢く行動し、あらゆる悪いものから自分を遠ざける」と反省を口にしていた。
ところが現地時間5月13日に友人のインスタグラムのライブ配信の中で、運転中に拳銃をちらつかせ再び騒動に発展。NBA広報担当はこの一件を受け、「ジャ・モラントが関与しているSNSへの投稿を把握しており、さらなる情報を収集中である」とコメントした。
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