昨季は53勝29敗(勝率64.6%)の好成績を残し、イースタン・カンファレンスのトップシードを勝ち取ったマイアミ・ヒート。しかし今季は44勝38敗(勝率53.7%)と成績を大きく落とし、ポストシーズンにもプレーインを介して第8シードでようやく滑り込むなど、レギュラーシーズンでは期待外れの結果に終わった。
しかし、プレーオフに入ると豹変。タイラー・ヒーローやヴィクター・オラディポらを故障で欠きながらも、ファーストラウンドで優勝候補のミルウォーキー・バックスを相手に4勝1敗でジャイアントキリングを起こすと、カンファレンス準決勝でもニューヨーク・ニックスを4勝2敗でアップセット。近年のポストシーズンでは侮れない底力を幾度となく発揮してきたが、それを改めて証明する形となった。
迎えたボストン・セルティックスとのカンファレンス決勝でも、第2シードの難敵を相手にまさかの3連勝スタート。過去に3勝0敗の状況からシリーズ敗退を喫した例はなく、このまま1999年のニューヨーク・ニックス以来、リーグ史上2例目となる第8シードからのNBAファイナル進出を果たすかと思われた。
だが、やはりセルティックスは一筋縄ではいかなかった。ホームでの第4戦、敵地での第5戦を落とすと、本拠地に戻った第6戦は、デリック・ホワイトに劇的な決勝ブザービーターを決められ痛恨の逆転負け。3勝3敗とシリーズをタイに戻され、アウェーでの最終第7戦に臨むことになってしまった。
シリーズ突破率100%の状況から一転、逆に追い込まれてしまったヒート。しかし、大黒柱のジミー・バトラーは、当然ながら自信を失ってはいない。第6戦後の会見で、独特の表現で現状について語った。
「合格するまで同じテストを受けているのさ。昨年も同じような状況だった。俺たちは必ずやれると信じている。(第7戦は)アウェーに行き、とても、とてもタフな環境で勝たなければならない。特別なことをしなければならないんだ。けれど、俺たちは特別なグループ。できないわけがないね」
はたしてヒートが第8シードからのファイナル進出を果たすのか、それともセルティックスが史上初となる0勝3敗からのシリーズ突破を成し遂げるのか。運命の第7戦は現地時間5月29日(日本時間30日)に行なわれる。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
しかし、プレーオフに入ると豹変。タイラー・ヒーローやヴィクター・オラディポらを故障で欠きながらも、ファーストラウンドで優勝候補のミルウォーキー・バックスを相手に4勝1敗でジャイアントキリングを起こすと、カンファレンス準決勝でもニューヨーク・ニックスを4勝2敗でアップセット。近年のポストシーズンでは侮れない底力を幾度となく発揮してきたが、それを改めて証明する形となった。
迎えたボストン・セルティックスとのカンファレンス決勝でも、第2シードの難敵を相手にまさかの3連勝スタート。過去に3勝0敗の状況からシリーズ敗退を喫した例はなく、このまま1999年のニューヨーク・ニックス以来、リーグ史上2例目となる第8シードからのNBAファイナル進出を果たすかと思われた。
だが、やはりセルティックスは一筋縄ではいかなかった。ホームでの第4戦、敵地での第5戦を落とすと、本拠地に戻った第6戦は、デリック・ホワイトに劇的な決勝ブザービーターを決められ痛恨の逆転負け。3勝3敗とシリーズをタイに戻され、アウェーでの最終第7戦に臨むことになってしまった。
シリーズ突破率100%の状況から一転、逆に追い込まれてしまったヒート。しかし、大黒柱のジミー・バトラーは、当然ながら自信を失ってはいない。第6戦後の会見で、独特の表現で現状について語った。
「合格するまで同じテストを受けているのさ。昨年も同じような状況だった。俺たちは必ずやれると信じている。(第7戦は)アウェーに行き、とても、とてもタフな環境で勝たなければならない。特別なことをしなければならないんだ。けれど、俺たちは特別なグループ。できないわけがないね」
はたしてヒートが第8シードからのファイナル進出を果たすのか、それともセルティックスが史上初となる0勝3敗からのシリーズ突破を成し遂げるのか。運命の第7戦は現地時間5月29日(日本時間30日)に行なわれる。
構成●ダンクシュート編集部
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