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【NBA】ヒートが第8シードから史上2チーム目のファイナル進出!セルティックスは3連敗からの4連勝はならず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.05.30

バトラーはゲームハイの28得点に7リバウンド、6アシストの活躍でヒートを2020年以来のファイナルに導き、カンファレンス・ファイナルMVPに輝いた。(C)Getty Images

 現地時間5月29日、マサチューセッツ州ボストンのTDガーデンでボストン・セルティックスとマイアミ・ヒートのイースタン・カンファレンス決勝第7戦が行なわれた。

 シリーズ成績3勝3敗のタイ、勝利したチームがデンバー・ナゲッツとのNBAファイナルへ駒を進める大一番。3連敗から3連勝のセルティックスは、マーカス・スマート、デリック・ホワイト、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、アル・ホーフォード、1999年のニューヨーク・ニックス以来の第8シードからのファイナル出場を狙うヒートは、ゲイブ・ヴィンセント、マックス・ストゥルース、ジミー・バトラー、ケイレブ・マーティン、バム・アデバヨがスタートした。

 試合開始早々、セルティックスはテイタムが足を痛めるアクシデントもフリースローを決めて先制する。その後、ブラウンやホーフォードも得点を決めて7-2と先手を取るが、ヒートもマーティンやバトラーのレイアップで反撃。セルティックスの3ポイントが決まらず得点が伸び悩む一方、ヒートは残り3分半から12-4のランを仕掛け、22-15と逆転して第1クォーターを終える。

 第2クォーター、ヒートはダンカン・ロビンソンの3ポイントで点差を2桁に。セルティックスは残り9分53秒にホーフォードがこの日チーム最初の3ポイントを決めるも、ヒートはヴィンセントやマーティンも長距離砲を沈め、残り7分32秒にはリードを17点に広げる。

 中盤以降、セルティックスはホワイトとスマートが3ポイントを沈めて点差を縮めたが、ヒートは終盤にバトラーの連続得点で流れを引き戻し、52-41と11点差で前半を終了。
 
 ヒートは後半に入ってもバトラーの3ポイントやフローター、マーティンのジャンパーなどで2桁点差をキープ。セルティックスは13点ビハインドの残り5分18秒から6点を連取し7点差まで詰めるが、ヒートはバトラー、アデバヨの活躍で相手の反撃ムードを断ち切り、76-66と10点リードで最終クォーターへ。

 第4クォーター、ヒートはマーティンの3ポイントで先手を取ると、守備ではブラウンの連続ターンオーバーを誘い、そこからバトラーが得点につなげ17点差とする。セルティックスもホーフォードが3ポイントを決めるが、ヒートはラウリーとアデバヨのジャンパーでさらにリードを拡大。

 その後も攻守両面で集中力を保ったヒートが103-84でセルティックスを撃破。2020年以来3年ぶりのファイナル進出を決めた。

 ヒートはバトラーが28得点、7リバウンド、6アシスト、3スティールをあげ、カンファレンス・ファイナルMVPを獲得。そのほか、マーティンが26得点、10リバウンド、アデバヨが12得点、10リバウンド、7アシスト、ヴィンセントとロビンソンが10得点をマーク。3ポイントはマーティンの4本を筆頭に、チーム全体で14本決め、成功率も50%と高確率だった。

 セルティックスはブラウンが19得点、8リバウンド、5アシスト、ホワイトが18得点、テイタムが14得点をあげたが、2桁得点はこの3人のみ。フィールドゴール成功率39.0%(32/82)、3ポイント成功率21.4%(9/42)と精彩を欠き、2年連続のファイナル出場はならなかった。

 ナゲッツとヒートのNBAファイナルは6月1日(日本時間2日)にデンバーで開幕する。

構成●ダンクシュート編集部
 
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