6月15日、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が、ブルックリン・ネッツのキャメロン・ジョンソン、ユタ・ジャズのウォーカー・ケスラーが今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」にアメリカ代表として出場することをコミットしたと報じた。
これにより、今夏のアメリカ代表がおおよそ固まりつつある。現時点でワールドカップ参加にコミットしたと報じられているのは下記の10選手だ。
※並びはファミリーネームのアルファベット順。チーム名は略称
ミカル・ブリッジズ(ネッツ/フォワード)
ジェイレン・ブランソン(ニックス/ガード)
アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブズ/ガード)
タイリース・ハリバートン(ペイサーズ/ガード)
ブランドン・イングラム(ペリカンズ/フォワード)
ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ/フォワード・センター)
キャメロン・ジョンソン(ネッツ/フォワード)
ウォーカー・ケスラー(ジャズ/センター)
ボビー・ポーティス(バックス/フォワード・センター)
オースティン・リーブス(レイカーズ/ガード)
昨年10月に出場へ前向きな姿勢を見せていたトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、今年のプレーオフ敗退後、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)がアメリカ代表の指揮を執ることもあり、「たぶんプレーする」と語っていたドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はリストに入っていない。
その一方で、『The Athletic』はアレックス・カルーソ(シカゴ・ブルズ)、デズモンド・ベイン(グリズリーズ)もリクルートされたものの、出場を決めかねていると報じている。
現時点で出場にコミットしている10選手を見てみると、ガードには今年のオールスターに出場したハリバートンとエドワーズに加え、ニックスをイースト5位に牽引したブランソン、レイカーズ第3の男としてプレーオフで躍動したリーブスがいる。
ウイングにはオールスター選出経験のあるイングラム、新天地のネッツで主力を担ったブリッジズとジョンソンの3人。パワーフォワードとセンターにはバックスでシックスマンを務めるポーティス、今季オールルーキー1stチーム入りしたケスラー、そして今季の最優秀守備選手賞に輝いたジャクソンJr.と、将来性豊かなメンバーが揃っている。
もっとも、アメリカはオリンピックこそ2008年の北京、2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロ、2021年の東京大会を制して4連覇中ながら、ワールドカップに関しては2010年のトルコ大会、2014年のスペイン大会を制すも、2019年の中国大会では準々決勝でフランスに敗戦。順位決定戦でセルビアにも敗れ、最終的に7位に終わっている。2大会ぶりの金メダルを勝ち取るためには国際経験のあるリーダー格の選手を加えたいところだろう。
もちろん、シュート力のあるベイン、攻守両面で献身的なプレーが期待できるカルーソが加われば、チームとしての厚みが増すことは確実だ。とはいえ、今大会からカーHCが指揮を執るだけに、ウォリアーズのシステムを熟知し、コーチ陣と選手の橋渡し役、そしてヴォーカルリーダーも任せられるグリーンの参加が最も望ましいのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
これにより、今夏のアメリカ代表がおおよそ固まりつつある。現時点でワールドカップ参加にコミットしたと報じられているのは下記の10選手だ。
※並びはファミリーネームのアルファベット順。チーム名は略称
ミカル・ブリッジズ(ネッツ/フォワード)
ジェイレン・ブランソン(ニックス/ガード)
アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブズ/ガード)
タイリース・ハリバートン(ペイサーズ/ガード)
ブランドン・イングラム(ペリカンズ/フォワード)
ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ/フォワード・センター)
キャメロン・ジョンソン(ネッツ/フォワード)
ウォーカー・ケスラー(ジャズ/センター)
ボビー・ポーティス(バックス/フォワード・センター)
オースティン・リーブス(レイカーズ/ガード)
昨年10月に出場へ前向きな姿勢を見せていたトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、今年のプレーオフ敗退後、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)がアメリカ代表の指揮を執ることもあり、「たぶんプレーする」と語っていたドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はリストに入っていない。
その一方で、『The Athletic』はアレックス・カルーソ(シカゴ・ブルズ)、デズモンド・ベイン(グリズリーズ)もリクルートされたものの、出場を決めかねていると報じている。
現時点で出場にコミットしている10選手を見てみると、ガードには今年のオールスターに出場したハリバートンとエドワーズに加え、ニックスをイースト5位に牽引したブランソン、レイカーズ第3の男としてプレーオフで躍動したリーブスがいる。
ウイングにはオールスター選出経験のあるイングラム、新天地のネッツで主力を担ったブリッジズとジョンソンの3人。パワーフォワードとセンターにはバックスでシックスマンを務めるポーティス、今季オールルーキー1stチーム入りしたケスラー、そして今季の最優秀守備選手賞に輝いたジャクソンJr.と、将来性豊かなメンバーが揃っている。
もっとも、アメリカはオリンピックこそ2008年の北京、2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロ、2021年の東京大会を制して4連覇中ながら、ワールドカップに関しては2010年のトルコ大会、2014年のスペイン大会を制すも、2019年の中国大会では準々決勝でフランスに敗戦。順位決定戦でセルビアにも敗れ、最終的に7位に終わっている。2大会ぶりの金メダルを勝ち取るためには国際経験のあるリーダー格の選手を加えたいところだろう。
もちろん、シュート力のあるベイン、攻守両面で献身的なプレーが期待できるカルーソが加われば、チームとしての厚みが増すことは確実だ。とはいえ、今大会からカーHCが指揮を執るだけに、ウォリアーズのシステムを熟知し、コーチ陣と選手の橋渡し役、そしてヴォーカルリーダーも任せられるグリーンの参加が最も望ましいのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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