現地時間6月16日(日本時間17日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、直近2シーズンでバスケットボール運営部のバイスプレジデントを務めてきたマイク・ダンリービーJr.をゼネラルマネージャー(GM)へ昇格させたことを発表した。
ダンリービーJr.は元NBA選手でヘッドコーチ、エグゼクティブも務めた経験を持つマイク・ダンリービーSr.を父に持ち、自身も選手としてウォリアーズやインディアナ・ペイサーズなど6チームで計15シーズンをプレー。
デューク大出身のフォワードは、2002年のドラフト1巡目3位でウォリアーズに指名され入団。ウォリアーズでは356試合の出場で平均10.6点、4.7リバウンド、2.5アシスト、キャリア通算では986試合で平均11.2点、4.3リバウンド、2.2アシストを残した。
2017年に現役を引退し、翌年にプロスカウトとして古巣ウォリアーズのフロントオフィスへ加わると、2019年から2年間ボブ・マイヤーズGMの下でアシスタントGMを務めた。ウォリアーズは5月30日にバスケットボール運営部代表兼GMのマイヤーズの退任を発表しており、ダンリービーJr.はその後任へ就くこととなった。
ウォリアーズのジョー・レイコブ オーナーは、リリースのなかで「マイクは我々のバスケットボール運営部をリードするうえで最適な人材だと思っています。彼が育ってきた家族、NBA選手として過ごした15年間のキャリア、ボブ・マイヤーズの下で働いた5シーズンを通して、彼は豊富なバスケットボールの知識を得ました。マイクにはこの挑戦と責任を果たす準備ができています」とダンリービーJr.を高く評価。
また、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は『Bay Area News Group』の電話インタビューに応じ、今回の人事を次のように語っていた。
「私はマイクと一緒に(仕事を)やっていくことが本当に楽しみなんだ。我々には3年以上にわたって構築してきた厚い信頼関係がある。ともに数多くの仕事をこなしてきた。だから我々にはすでに築き上げた基盤があるんだ。我々はお互いを信頼しているから、これから一緒にうまくやっていけるさ」
カーは2007年から10年までフェニックス・サンズでエグゼクティブを務めた経験がある。そのため、コーチとGMの良好な関係はチームを引っ張っていくうえで不可欠と見ているのだろう。
今季のウォリアーズはカンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに敗れて連覇を逃したものの、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ジョーダン・プール、ゲイリー・ペイトン二世という主要メンバーが来季も契約下にある。
ただチームの基盤となるドレイモンド・グリーンの来季契約がプレーヤーオプション、トンプソンの契約は来季までとなっており、就任早々、ダンリービーJr.には主力2人の延長契約という重要な仕事を任されることになった。
42歳の新GMはカーHCやコーチングスタッフ、運営部のスタッフとともに、覇権争いへ参戦できるチームを作り上げることができるか。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
ダンリービーJr.は元NBA選手でヘッドコーチ、エグゼクティブも務めた経験を持つマイク・ダンリービーSr.を父に持ち、自身も選手としてウォリアーズやインディアナ・ペイサーズなど6チームで計15シーズンをプレー。
デューク大出身のフォワードは、2002年のドラフト1巡目3位でウォリアーズに指名され入団。ウォリアーズでは356試合の出場で平均10.6点、4.7リバウンド、2.5アシスト、キャリア通算では986試合で平均11.2点、4.3リバウンド、2.2アシストを残した。
2017年に現役を引退し、翌年にプロスカウトとして古巣ウォリアーズのフロントオフィスへ加わると、2019年から2年間ボブ・マイヤーズGMの下でアシスタントGMを務めた。ウォリアーズは5月30日にバスケットボール運営部代表兼GMのマイヤーズの退任を発表しており、ダンリービーJr.はその後任へ就くこととなった。
ウォリアーズのジョー・レイコブ オーナーは、リリースのなかで「マイクは我々のバスケットボール運営部をリードするうえで最適な人材だと思っています。彼が育ってきた家族、NBA選手として過ごした15年間のキャリア、ボブ・マイヤーズの下で働いた5シーズンを通して、彼は豊富なバスケットボールの知識を得ました。マイクにはこの挑戦と責任を果たす準備ができています」とダンリービーJr.を高く評価。
また、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は『Bay Area News Group』の電話インタビューに応じ、今回の人事を次のように語っていた。
「私はマイクと一緒に(仕事を)やっていくことが本当に楽しみなんだ。我々には3年以上にわたって構築してきた厚い信頼関係がある。ともに数多くの仕事をこなしてきた。だから我々にはすでに築き上げた基盤があるんだ。我々はお互いを信頼しているから、これから一緒にうまくやっていけるさ」
カーは2007年から10年までフェニックス・サンズでエグゼクティブを務めた経験がある。そのため、コーチとGMの良好な関係はチームを引っ張っていくうえで不可欠と見ているのだろう。
今季のウォリアーズはカンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに敗れて連覇を逃したものの、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、ケボン・ルーニー、ジョーダン・プール、ゲイリー・ペイトン二世という主要メンバーが来季も契約下にある。
ただチームの基盤となるドレイモンド・グリーンの来季契約がプレーヤーオプション、トンプソンの契約は来季までとなっており、就任早々、ダンリービーJr.には主力2人の延長契約という重要な仕事を任されることになった。
42歳の新GMはカーHCやコーチングスタッフ、運営部のスタッフとともに、覇権争いへ参戦できるチームを作り上げることができるか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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