現地時間6月22日(日本時間23日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズがジョーダン・プールとライアン・ロリンズ、2027年のドラフト2巡目指名と2030年のドラフト1巡目指名権を放出し、ワシントン・ウィザーズからクリス・ポールを獲得するトレードが成立したことが報じられた。
このトレードの目玉選手の1人であるプールは、今季平均20.4点をマークしたように、高い得点力と優れたスキルを誇るコンボガード。まだ24歳と若く、未来のウォリアーズを担う有望株とみなされていた。
実際に昨夏には、来季から始まる4年1億4000万ドルの大型の延長契約を締結。さらに今回のトレードが成立する3日前の19日、今夏にウォリアーズの新GM(ゼネラルマネージャー)に就任したマイク・ダンリービーJr.が会見で「少なくともあと4年はここにいてもらうつもりだ」と話していただけに、プール放出はリーグを少なからず驚かせた。
確かに、今季のプールはスタッツこそ残したものの調子の波が激しく、手にした大型契約にふさわしい活躍を見せたとは言い難かった。しかしそれ以上に、フロントがプール放出に踏み切ったのは、開幕前にドレイモンド・グリーンと起こした"内紛"が原因と思われる。
昨年10月、チーム練習中にグリーンとプールが口論を始め、ヒートアップしたグリーンがプールを殴打する事件が発生。その後両者は和解したと報じられていたものの、シーズン後にグリーンが「開幕前に起きた騒動が、チームにとって最後まで尾を引いていた」と話したように、2人の関係は修復することなく、それが今季のウォリアーズが不本意な結果に終わった原因のひとつとなってしまったようだ。
そんななか、来季の契約がプレーヤーオプションだったグリーンは、19日にオプトアウトし完全FA(フリーエージェント)に。両者の関係修復は最早不可能と考えたフロントは、グリーンとプールのどちらを取るかを考えた結果、よりチームに有益な活躍を今後もしてくれそうなグリーンを残し、彼と相対するプールを放出する決断を下したのだろう。
2人の確執が今なお続くことの裏付けであるかのように、プールはウォリアーズ退団が決まった直後、インスタグラムでグリーンのフォローを外している。
来季、ウォリアーズとウィザーズの試合は"因縁の対決"となるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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このトレードの目玉選手の1人であるプールは、今季平均20.4点をマークしたように、高い得点力と優れたスキルを誇るコンボガード。まだ24歳と若く、未来のウォリアーズを担う有望株とみなされていた。
実際に昨夏には、来季から始まる4年1億4000万ドルの大型の延長契約を締結。さらに今回のトレードが成立する3日前の19日、今夏にウォリアーズの新GM(ゼネラルマネージャー)に就任したマイク・ダンリービーJr.が会見で「少なくともあと4年はここにいてもらうつもりだ」と話していただけに、プール放出はリーグを少なからず驚かせた。
確かに、今季のプールはスタッツこそ残したものの調子の波が激しく、手にした大型契約にふさわしい活躍を見せたとは言い難かった。しかしそれ以上に、フロントがプール放出に踏み切ったのは、開幕前にドレイモンド・グリーンと起こした"内紛"が原因と思われる。
昨年10月、チーム練習中にグリーンとプールが口論を始め、ヒートアップしたグリーンがプールを殴打する事件が発生。その後両者は和解したと報じられていたものの、シーズン後にグリーンが「開幕前に起きた騒動が、チームにとって最後まで尾を引いていた」と話したように、2人の関係は修復することなく、それが今季のウォリアーズが不本意な結果に終わった原因のひとつとなってしまったようだ。
そんななか、来季の契約がプレーヤーオプションだったグリーンは、19日にオプトアウトし完全FA(フリーエージェント)に。両者の関係修復は最早不可能と考えたフロントは、グリーンとプールのどちらを取るかを考えた結果、よりチームに有益な活躍を今後もしてくれそうなグリーンを残し、彼と相対するプールを放出する決断を下したのだろう。
2人の確執が今なお続くことの裏付けであるかのように、プールはウォリアーズ退団が決まった直後、インスタグラムでグリーンのフォローを外している。
来季、ウォリアーズとウィザーズの試合は"因縁の対決"となるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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