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【バスケ日本代表】八村塁が今夏のワールドカップ不参加へ「今後の自分のNBAキャリアを優先し考慮させていただいた」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.06.27

今夏に開催されるワールドカップ、八村の代表不参加が決定した。(C)Getty Images

 バスケットボール男子日本代表"Akatsuki Japan"に大打撃だ。

 今夏にフィリピン、インドネシア、そして日本で共同開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023。その日本代表チームに、NBAロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁が参加しないことが6月27日、JBA(日本バスケットボール協会)から発表された。

 同月19日に発表された25人の第1次代表候補には名を連ねていた八村だが、リリースによれば「NBA における来季の契約、またコンディショニング等の課題を総合的に勘案したうえで本人の意向を受入れ、今夏の日本代表活動への招集を見送る」とのこと。

 NBAキャリア4年目を終え、制限付きFA(フリーエージェント)となった八村にとって、今夏は来シーズンの所属先や新契約など、様々な決断を下さねばならない非常に重要な時期。加えて今季のレイカーズは、NBA全30チーム中4チームしか勝ち残れないカンファレンス決勝まで戦っており、疲労の問題もあったと思われる。

 リリース内で八村は、代表欠場に関して次のようにコメントを発表した。
 
「このたびは今年の FIBAワールドカップを欠場する決断をさせていただきました。ワールドカップを楽しみにしていてくれていたファンの皆様にはこのようなご報告になってしまい申し訳ありません。

 とても難しい判断でしたが、昨シーズンと長いプレーオフ戦を終え、これから初めてのフリーエージェンシーに備えて今後の自分のNBAキャリアを優先し考慮させていただき、このように判断いたしました。また、来シーズンに向けてこの夏はトレーニングに集中し、体のコンディションを整えさせていただきます。

 関係各所の皆様、JBAの皆様、トム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)には今回僕の決断を理解していただき大変感謝しています。バスケ日本代表チームメートの活躍を祈るとともに、一番のサポーターとして応援させていただきます」

 八村の欠場で日本が大きく戦力ダウンしたのは間違いない。しかしその一方で、今夏が八村のNBAキャリアを左右するほど重要な時期であるのもまた事実。代表のジャージーに袖を通し戦う八村が観られないのは残念だが、今後のNBAキャリアを実りあるものにするためにも、この夏は悔いのない時間を過ごしてほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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