バスケW杯

バスケW杯出場国のパワーランキングが公開。日本は32か国中14位の高評価も、格下の立場は変わらず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.06.29

開催国として躍進が期待される日本。格上揃いの“死の組”で波乱を巻き起こせるか。(C)Getty Images

 8月25日から9月10日かけて日本、フィリピン、インドネシアのアジア3か国で行なわれる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。開幕に向け各国が徐々に代表選手を発表しているなか、FIBA(国際バスケットボール連盟)の公式サイトに、出場32か国のパワーランキングが公開された。

 今回のランキングは、FIBAが発表している公式の世界ランキングとは別物で、あくまで記事を作成した筆者の主観によるものと同サイトは説明している。

 1位は東京五輪金メダルで、W杯では2大会ぶりの優勝を目指すアメリカ、2位は前回覇者のスペイン、3位には東京五輪と22年欧州選手権で準優勝を果たしているフランスがランクされた。

 日本は公式のランキングでは36位ながら、ここでは14位と予想以上の高評価。欧州の強豪リトアニア(15位)や、アジアの格上の中国(21位)、同じ開催国のフィリピン(22位)などよりも上に位置付けられた。
 
 記事内では「彼ら(日本)は素晴らしいポジションにいる」とし、「次のラウンドに進むために、観客のエネルギーを総動員する」と、開催国として戦える"地の利"を挙げている。また、NBAで5シーズンを戦った渡邊雄太の存在、アジア予選を5連勝で終えた点、そしてトム・ホーバスHCは「ワールドカップの最優秀コーチの有力な候補だろう」と指揮官の采配にも期待を寄せている。

 もっとも、日本は記事公開の同日に八村塁の大会不参加が発表。さらに1次ラウンドで対戦する3チームはいずれも上位にランクされるなど、格下の立場であることに変わりはない。

 初戦で対戦するドイツは7位、2戦目のフィンランドは11位、3戦目のオーストラリアは4位と、最もハイレベルな"死の組"となったグループE。そのほか、全32か国のランキングと大会でのグループ分けは以下の通りだ。

■FIBA選定のW杯2023パワーランキング
※カッコ内は公式のFIBAランキング

1:アメリカ(2位)/グループC
2:スペイン(1位)/グループG
3:フランス(5位)/グループH
4:オーストラリア(3位)/グループE
5:スロベニア(7位)/グループF
6:カナダ(15位)/グループH
7:ドイツ(11位)/グループE
8:セルビア(6位)/グループB
9:ギリシャ(9位)/グループC
10:ブラジル(13位)/グループG

11:フィンランド(24位)/グループE
12:ドミニカ共和国(23位)/グループA
13:イタリア(10位)/グループA
14:日本(36位)/グループE
15:リトアニア(8位)/グループD
16:ニュージーランド(26位)/グループC
17:メキシコ(31位)/グループD
18:ベネズエラ(17位)/グループF
19:ラトビア(29位)/グループH
20:プエルトリコ(20位)/グループB

21:中国(27位)/グループB
22:フィリピン(40位)/グループA
23:ジョージア(32位)/グループF
24:南スーダン(62位)/グループB
25:モンテネグロ(18位)/グループD
26:レバノン(43位)/グループH
27:コートジボワール(42位)/グループG
28:ヨルダン(33位)/グループC
29:アンゴラ(41位)/グループA
30:エジプト(55位)/グループD
31:イラン(22位)/グループG
32:カーボベルデ共和国(64位)/グループF

構成●ダンクシュート編集部
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