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NBA

レブロン引退後、レイカーズ本拠地に“レブロン像”は建てられるのか?レジェンドのウォージーは「可能だと思う」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.07.19

レイカーズOBのシャック(左)やマジックはアリーナの外に銅像が建てられたが、レブロンはどうなるのか。(C)Getty Images

レイカーズOBのシャック(左)やマジックはアリーナの外に銅像が建てられたが、レブロンはどうなるのか。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズの大黒柱レブロン・ジェームズは、キャリア20年目の昨季、38歳にして平均28.9点、8.3リバウンド、6.8アシスト、フィールドゴール成功率50.0%の好成績をマーク。今年2月にホームで行なわれたオクラホマシティ・サンダー戦では、レイカーズのOBであるカリーム・アブドゥル・ジャバーの通算得点記録(3万8387得点)を更新してNBA歴代トップに浮上した。

 2003年のドラフト1巡目1位でクリーブランド・キャバリアーズに入団したレブロンは、キャブズで11シーズン、マイアミ・ヒートで4シーズン、レイカーズで5シーズンプレー。これまで4度のチャンピオン(ヒート:12、13年、キャブズ:16年、レイカーズ:20年)に輝き、そのすべてでファイナルMVPに輝いている。

 レブロンは昨プレーオフ敗退後に、引退を示唆するコメントを残して大きな話題となったが、現地時間7月12日の「ESPYアウォード」で「コートですべてを捧げられなくなった時が引退する日だ。君たちにとって幸運なのは、その日が今日でないことだ」と語り、次のシーズンもプレーすることを表明した。

 長年リーグの第一線で活躍を続け、MVPを筆頭に数々のタイトルを手にし、バスケットボール殿堂入りは確実なレブロン。マイケル・ジョーダンとともに“GOAT(史上最高の選手)”議論の常連だが、レイカーズでの立ち位置はそれとは異なる。

 20年にチームを優勝に導いたものの、在籍期間は5年と短く、実績もレイカーズ生え抜きで優勝5度のマジック・ジョンソンやコビー・ブライアント、2000~02年に3年連続ファイナルMVPを獲得したシャキール・オニールと比べて見劣りする印象は否めない。
 
 そんななかレイカーズのレジェンドであるジェームズ・ウォージーは、レブロンがNBAを引退した際に、ふたつのアリーナの外に彼の銅像が建てられる可能性があると語った。

 1980年代にレイカーズで3度のリーグ制覇を経験したウォージーは、7月中旬の『TMZ Sports』のインタビューで、「それは彼の今後の活躍次第」と切り出し、次のように続けた。

「個人的には、レブロンも同意すると思うが、彼はまだここ(レイカーズ)に来て日が浅い。しかし、レブロンのような選手がロサンゼルスでカリーム・アブドゥル・ジャバーの(通算得点)記録を破り、レイカーとしてそれを成し遂げ、レイカーズをチャンピオンに導いた点を考慮すれば、ロサンゼルスに銅像が建てられる資格がないとは言えない」

 さらにウォージーは「クリーブランドでも銅像が建てられるかもしれない。マイアミについてはわからないけど、クリーブランドとロサンゼルスに像が建てられることは、可能だと思う」と語った。

 なお、レイカーズのホームであるクリプトドットコム・アリーナの外には、シャック、マジック、ジャバー、ジェリー・ウエスト、エルジン・ベイラー、解説者のチック・ハーンの像がある。

 チームを初のリーグ制覇に導いたキャブズの本拠地に銅像が建てられる可能性は高いが、数年後、レイカーズの伝説のグループにレブロンが加わることはあるのか。

構成●ダンクシュート編集部

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