今夏にゴールデンステイト・ウォリアーズは万能戦士のドレイモンド・グリーンと4年1億万ドルで再契約。一方、昨季開幕前に延長契約を結んだ若手スコアラーのジョーダン・プールをトレードに出し、38歳の司令塔クリス・ポールを加えた。
昨季のポールは59試合の出場で平均13.9点、8.9アシストをマーク。得点は自己ワーストに終わるも、アシストはリーグ4位にランクしたようにパサーとして能力の高さ、そしてリーダーシップは健在だった。
グリーンは先日ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)のポッドキャスト番組“Podcast P with Paul George”へ出演した際に新加入のベテランについて「クリス・ポールは間違いなくジョナサン・クミンガの才能を開花させると思う。CP(ポール)は若手を操るのがすごく上手い。フェニックス(サンズ)へやって来る前まで、ディアンドレ・エイトンはまるで胸像に見えたくらいだからな。でもCPが入ったことで、突然オールスター級の選手になったんだ」と話していた。
するとエースのステフィン・カリーも地元メディア『NBC Sports Bay Area』に「(ポールは)スペーシングやディシジョン・メーキングを熟知している。それに試合へどれほど影響を与えることができるかは僕もわかっている」と評し、このように続けていた。
「彼は複数のチームを引き上げてきた。キャリアを通してやってきたんだ。だから彼が話し合って、引っ張っていくことを恐れることはない。僕らは若い選手たちの成長を助ける声を必要としている。その点、彼は超負けず嫌いで、心底勝つことを望んでいる。
僕らはそのDNAを求めているんだ。彼なら、このチームの若手たちに、勝利を重ねるバスケットボールの青写真を示すことを助けてくれるさ」
NBAのレギュラーシーズンは約6か月間に及ぶ長丁場で、チャンピオンシップを勝ち取るためにはそこからさらに約2か月、プレーオフの4つのシリーズで計16勝をあげなければならない。
シーズンでモチベーションを保つコツやケガとの付き合い方、試合に向けた準備など、“ポイント・ゴッド”という異名を持つポールがウォリアーズの若手たちへ教えることは多くあるだろう。
ポールはこれまで、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)やクリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、サンズでプレー。優勝経験こそないが、カリーが話したように、どのチームでも勝利数を伸ばしてきた実績がある。
新加入のポールをはじめ、カリーやグリーン、クレイ・トンプソンなど、ベテラン陣のコンディショニングはウォリアーズにとって今季の生命線となりそうだが、コート内外で長年活躍してきたポールの経験は、チームにとって間違いなくプラス要素となるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
「ポールがいるチームはどこも良くなる」カリーとトンプソンが新加入の名司令塔を絶賛「彼とプレーできるのは名誉」<DUNKSHOOT>
昨季のポールは59試合の出場で平均13.9点、8.9アシストをマーク。得点は自己ワーストに終わるも、アシストはリーグ4位にランクしたようにパサーとして能力の高さ、そしてリーダーシップは健在だった。
グリーンは先日ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)のポッドキャスト番組“Podcast P with Paul George”へ出演した際に新加入のベテランについて「クリス・ポールは間違いなくジョナサン・クミンガの才能を開花させると思う。CP(ポール)は若手を操るのがすごく上手い。フェニックス(サンズ)へやって来る前まで、ディアンドレ・エイトンはまるで胸像に見えたくらいだからな。でもCPが入ったことで、突然オールスター級の選手になったんだ」と話していた。
するとエースのステフィン・カリーも地元メディア『NBC Sports Bay Area』に「(ポールは)スペーシングやディシジョン・メーキングを熟知している。それに試合へどれほど影響を与えることができるかは僕もわかっている」と評し、このように続けていた。
「彼は複数のチームを引き上げてきた。キャリアを通してやってきたんだ。だから彼が話し合って、引っ張っていくことを恐れることはない。僕らは若い選手たちの成長を助ける声を必要としている。その点、彼は超負けず嫌いで、心底勝つことを望んでいる。
僕らはそのDNAを求めているんだ。彼なら、このチームの若手たちに、勝利を重ねるバスケットボールの青写真を示すことを助けてくれるさ」
NBAのレギュラーシーズンは約6か月間に及ぶ長丁場で、チャンピオンシップを勝ち取るためにはそこからさらに約2か月、プレーオフの4つのシリーズで計16勝をあげなければならない。
シーズンでモチベーションを保つコツやケガとの付き合い方、試合に向けた準備など、“ポイント・ゴッド”という異名を持つポールがウォリアーズの若手たちへ教えることは多くあるだろう。
ポールはこれまで、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)やクリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、サンズでプレー。優勝経験こそないが、カリーが話したように、どのチームでも勝利数を伸ばしてきた実績がある。
新加入のポールをはじめ、カリーやグリーン、クレイ・トンプソンなど、ベテラン陣のコンディショニングはウォリアーズにとって今季の生命線となりそうだが、コート内外で長年活躍してきたポールの経験は、チームにとって間違いなくプラス要素となるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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